ヌナは笑わない。 (ページ4)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:56,656 hit

大型犬ページ4

＊

ジンのメイク途中に少し喉に違和感を感じ、
抜け出してまでやって来た休憩所の自動販売機

.

『(これジョングクが美味しいって言ってた新作…お、こっちはナムが飲んでみたいって言ってた缶コーヒーだ)』

.

こういう場面で少しだけ優柔不断な私は
さっきからどれを買って行こうか迷っている。

.

.

結局悩みに悩んで決まらなかったので
メンバー全員のお気に入りだったり、以前飲みたいと話していた飲み物を一人一個ずつ購入。

.

＂でも、こんなに沢山…1人で持てないよ～…泣＂

とはならず、学生時代のバイトで鍛えたからすんなりと両手で持てている私。…少し自慢の特技かも。

.

.

「ヌーナッ！！！♡」

『っわ、あぶな…』

.

突然後ろから肩をトンっと驚かすように押され、
声の主を振り返って睨みつけた

.

.

『…ちょっと、ミンギュ。今私を驚かしたらいけない状態だって見てわからなかった？？』

.

八重歯を見せてニッコニコと笑う
この大型犬みたいな子はSEVENTEENのミンギュ

SEVENTEENの子達とは割と仲が良い方だけど
その中でも上位に入るくらい懐かれている。

.

MG「わー、そんなに怒らないでよ！1人で大変そうなAヌナを見かけたから、俺あっちの廊下の突き当たりから急いで走ってきたんだよ！？」

『この前視力悪いって言ってたでしょ。それに助けてくれるのはありがたいけど驚かす必要はなかったよね』

MG「もう、わかったよ～！それよりその大量の飲み物達はどうしたの？まさかパシリ！？」

『なわけないでしょ。自分の買うついでにみんなのも…あ、』

MG「ん？そんな間抜けな顔してどうしたのAヌナ！！笑」

.

.

『…私の分、買うの忘れちゃった』

＊