ヌナは笑わない。 (ページ3)

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嫉妬ページ3

JK side.

今日は1週間前からステージ練習を重ねてきた
人気歌謡スーパーライブの日

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今は数十分前に楽屋入りしたばかりで
各自が好きな事をしてリラックスタイム中

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ナムジュニヒョンは音楽を聴いて、
ユンギヒョンは相変わらずソファで爆睡…と

かなり自由な光景が広がっている
いつも通りの俺達の楽屋。

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俺はテヒョニヒョンと一緒に最近ハマっている
スマホゲームに夢中になっていた。

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そんな時に俺の耳に入り込んできた聞き捨てならない言葉。

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HS「おーい、誰かAヌナがどこ行ったか知らない？？」

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TH「Aヌナいなくなったの！？」

HS「いやいや、そこまで心配する程大事になってないからね。…多分、」

NM「あれ、さっきまでジンヒョンのメイクしてなかったですか？？」

SJ「うん、Aなら10分前くらいに飲み物買いに行ったよ」

TH「俺に言わずに1人で！？」

「ヒョン、前に俺言いましたよね？＂Aヌナを他のアイドルがいる場所で1人にしないで＂って！」

SJ「ヤー、そう言われてもね？僕も行くよって言ったら、＂子供じゃないんだからそれくらい1人でも迷子にならないよ＂って言われちゃってさ～」

「…もう、そういう意味で一緒に行くって言ってるんじゃないってば。」

SJ「過保護すぎる母親みたいなテヒョンとジョングクにバレると面倒だし～ってこっそりと出て行ったよ。笑」

JM「ここまで帰ってくるのが遅いところを見ると、＂また＂捕まってるかもね？」

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ニヤリとこちらを見る

ジミニヒョンを一瞥して携帯を持って楽屋を出た。

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＂子供じゃないんだからそれくらい1人でも迷子にならないよ＂なんて、人の気も知らずに呑気に言うヌナが思い浮かぶ。

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俺達以外のアイドル達からも
信頼されてて関わりのあるAヌナは

1人で外に出ればすぐ誰かに捕まる。

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それが本当に…なぜか凄く…

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「ムカつくんだよ…」

＂今どこにいるの？＂

俺の送ったメッセージに既読がつかない
ヌナとのトーク画面を見つめながらそう零した。

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