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バンッ！！！
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JM「あ！テヒョンおそい…って！Aさん、？」
SJ「わ、顔真っ赤だね。熱？」
TH「うん…マネヒョン、この人のご家族に電話…」
マネ「あー…うん。とりあえず、お前らと一緒の車に乗せてもいいか？そこで話すからさ」
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何故か気まずそうな表情をするなりテヒョンから眠っているAを受け取ったマネージャーを見て不思議な7人。
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マネ「何でこの車にAを乗せたか気になってると思うけどな。実は、俺はこの子の母親の弟。そしてこの子の家族は…、もういないんだ。」
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信号で止まり、静かな車内で最初に言葉を発したのはマネージャーだった。
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HS「っ…それって、」
マネ「両親はこの子が小さい頃に事故死。残された子供達を引き取った俺の両親は数年前に亡くなり、この子の姉は…お前らと出会う数日前、亡くなったんだ」
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想像もつかないほどの不幸の続く過去の話に
車内の空気は一気に冷たくなっていった。
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マネ「この子、日韓ハーフだから…小さい頃から姉さんもこの子も、それが原因で周りからいじめられたりされてたらしくてな…」
NM「それで、お姉さんは…」
マネ「あぁ。ずっと耐えてたんだろうな…この子の目の前で命を絶ったらしい」
TH「…Aさんが、氷水ぶっかけられたって。メイク道具だってっ、隠すし壊すしって。…っ、どこ行っても同じなんだなあ…って。」
マネ「…そう、言ってたのか」
TH「…倒れる直前に、朦朧としながら言ってました」
マネ「…この子は小さい頃から我慢してばっかりで、気持ちを押し殺してきたからな…大人になった今でも、顔に出さないからわかんなかったけど…きっと辛いこと沢山されてたんだな…っ、」
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それから車内には宿舎に着くまでマネージャーのすすり泣く声が響き続けた。
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作者名：ぽん酢
| 作成日時：2019年4月3日 17時
