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あれは……そう、とても夕陽が綺麗な日だった。
任務が終わり、何をする訳でもなくブラブラと街を散歩していると
ある時計塔に辿り着いたのだ。
見上げると、天辺に人らしき影があった。
何故だか無性に気になって、私は時計塔を登る事にした。
時計塔でボーッとしていた彼は夕暮れに照らされて
今にも融けて消えてしまいそうな程儚いと、そんな印象を覚えた。
「ねえ」
「っ…！？」
今思えば、彼という存在を繋ぎとめたかったのかもしれない。
でもその時はどうすればいいか分からなかったから
肩を掴んでこちらに無理矢理向かせて
彼の瞳をじっと見つめた。
案の定彼は驚いたのか鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
暫く謎の見つめ合いが続く。
…この後はどうすべきなんだろう。そもそも何でこんなことやってるんだろう、私。
「な、何…？」
「さあ……？」
分からない。自分がこんな風に先立って何かをするのは初めてだったから
正直私自身でさえ困惑していた。
「なんか知らないけど…こうしないと貴方が消えちゃいそうだったから。」
「…俺が消えたら困るのか？」
「んん…困るのかなぁ」
歯切れの悪い返事を返すと、彼は不思議そうに首を傾げるから
私も一緒になって首を傾げると「変な奴」と言い放たれ、何となく腹が立った。
心がないから本当に何となくなんだけど……とりあえず気に食わなかった。
「君も変だよ」
負けじと言い返すと、お前ほどじゃないと追撃されてしまう。
…この話を続けていても、不毛な争いが起きるだけだな。うん。やめよう。
そう言えば今更だけど自己紹介をしてなかったな。話題を変えるにはいいチャンスだ。
気分を切り替えて自己紹介タイムに突入するとしよう。
「まあそれはさておき…自己紹介まだだったよね。私はA。そのコートを着てるってことは貴方もXIII機関？見ない顔だけど。」
「ああ。俺はロクサス。最近機関に入ったんだ。」
「ロクサス……」
そうか、この人だったんだ。
私と同じようにキーブレードが使える新人って。
道理で独特な雰囲気を持ったノーバディだと思った。
じゃあそうか、私がこの人のこと無性に気になって仕方がなかったのは同じキーブレード使いだからだったのか。
うん、今ようやく納得がいった気がする。
「よっ待たせたな。」
「あ…アクセル」
後ろを振り返るとそこには、三本のアイスを持った彼の姿があった。
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あいり - KH大好きです！更新楽しみにしています！更新頑張って下さい(^ ^) (2019年3月4日 19時) (
レス) id: 0455f44aae (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - コトノハさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けると本当に嬉しいです！更新頑張りますね(o´艸`) (2019年2月10日 20時) (レス) id: 579f7c87d3 (このIDを非表示/違反報告)
コトノハ - これは絶対に泣くやつです！！358軸、KH�啓瓦匹舛蕕盂擇靴澆砲靴討泙后�！ (2019年2月10日 0時) (レス) id: 611c145fdc (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございます！！KH3発売の勢いに乗じて作ってしまいました(ﾉ´∀｀*)はい！更新頑張らせていただきます！ (2019年2月4日 14時) (レス) id: 579f7c87d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - すごい！KH�靴両�説でたー！しかもロクサス落ち.........( *´艸`)ｸﾞﾌﾌ 更新頑張ってください！ (2019年2月4日 4時) (レス) id: 8994c75465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2019年2月2日 12時
