heart 4 ページ6
A……早……起…ろ…っ
「……？」
誰かに呼ばれた気がして、ふと目が覚めた。
相変わらず私の体は闇の集合体に囚われ、身動きが取れない状況だが…
何故かまだ、意識だけはしっかりとあった。
私はまだ闇に呑まれる既のところで踏みとどまれているらしい。
体は圧力でギシギシと軋み始め、もういつ粉々に砕かれるかも分からない。
抜け出そうともがこうとしても、もう四肢を動かす体力すら残っていない。
こんな闇の深淵に誰かがいるとは思えない。
私はこのまま…人知れず死んでいくのだろうか。
ゆっくりと闇に蝕まれて、独りで。
「嫌だよ、そんなの…ロクサス」
その名を呼ぶも、私の声は彼には届かない。
虚しく闇に融けて消えてしまう。
何だか、心にポッカリ穴が空いたようだった。
＿＿＿彼のことはきっとアクセルがどうにかしてくれる。
いや、私が知らないだけでもうどうにかなってるのかもしれない。だから……
「諦めるのか？」
「……！！」
聞き覚えのある声が、私の鼓膜を震わせる。
途端に憎悪などといった醜い感情が私の心に充満した。
「なんでお前が…ゼムナス！」
「ふん…貴様を試させてもらった。やはりお前は闇の花だな。光ではさぞかし生きづらかろう。」
「何言って…」
私の体を縛り付ける膨大な闇が途端に一つに収縮し、そして＿＿＿
私の心に闇の種を植え付けた。
「っ…！？」
何もかもが闇に染まっていく。
体も、キーブレードも……心も。
「貴様に光は必要ない。
もう一度私に忠誠を誓え。そうすれば、貴様が欲するものを与えてやろう。」
「彼に会いたい…」
「いいだろう」
奴はほくそ笑みながら、私に向け手をふりかざした。
「暫し眠れ。決戦の時まで。」
間もなくして、私はさらなる闇へと堕ちるのだった。
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あいり - KH大好きです！更新楽しみにしています！更新頑張って下さい(^ ^) (2019年3月4日 19時) (
レス) id: 0455f44aae (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - コトノハさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けると本当に嬉しいです！更新頑張りますね(o´艸`) (2019年2月10日 20時) (レス) id: 579f7c87d3 (このIDを非表示/違反報告)
コトノハ - これは絶対に泣くやつです！！358軸、KH�啓瓦匹舛蕕盂擇靴澆砲靴討泙后�！ (2019年2月10日 0時) (レス) id: 611c145fdc (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございます！！KH3発売の勢いに乗じて作ってしまいました(ﾉ´∀｀*)はい！更新頑張らせていただきます！ (2019年2月4日 14時) (レス) id: 579f7c87d3 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - すごい！KH�靴両�説でたー！しかもロクサス落ち.........( *´艸`)ｸﾞﾌﾌ 更新頑張ってください！ (2019年2月4日 4時) (レス) id: 8994c75465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2019年2月2日 12時
