タイトル未定 (ページ24)

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ラウールside

雑誌の休憩中の事だった
隣には安定のAちゃんが居てくれて心地良かった

「なあ、A」

「んー?」

康二くんがAちゃんを挟むように座っていつになく真剣な顔をしてじーっと見ていた

「ちょっと、モテすぎとちゃう?」

「え、私モテ期来ちゃってる?」

「うーん、来ちゃってるね、それもかなり前からよ」

『えぇ、、』

Aちゃんは事務所の紅一点だし、かなりモテる
それが俺にとっては結構嫌だったりする

「まぁ、初恋キラーなんて言われてたもんね」

「初恋キラーとか懐かしいー笑」

本人は満更でも無い顔して笑っている
ジュニアの初恋はAちゃんに奪われてしまう事から付いたあだ名が“初恋キラー”だった

『みんなに優しくし過ぎたんだよ』

「えー、そうかな? 結構怒ってたけどな」

「その後の慰めとか、結構あまあまだったけどな」

「で、康二、今度は誰?」

康二くんの事だし、きっと関西ジュニアとかなんだろうな
この前大阪に仕事しに行くって言ってたし

「関西ジュニアがな話してみたいです!! 紹介してください!!って」

「そう言えばクイズ部の皆も言ってたな」

「えぇ、嬉しいー笑」

浮所くんとか、この前もAちゃんに連絡先聞いてたし、
関西まで浸透してるとか……

『はあ、悲しい』

「可愛い〜笑よしよし」

小さな手が俺の頭を撫でて落ち着かせてくれる

「今度クイズ部の皆でご飯行くけど、Aの事呼んでーって言われたな」

「それ、大晴やろ!?」

「そう笑他のみんなも言ってるけど笑」

「話した事ないし、今度お邪魔しちゃおうかな!笑」

やだ、行って欲しくない。
SnowManだけのAちゃんで居てよ。