タイトル未定 (ページ2)

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向井side

「康二くん、今撮ったよね??」

『…バレたか!!』

「もー!」

付き合っては無かったけど、俺はずっと想ってたんやで
最後まで言えへんかったけど。それでもずっと…

「…なぁって、聞いてる?」

『あ、ごめん。聞いてへんかった』

「また思い出してたんやろ?」

『…何を?笑』

「昔の想い人、いつまで引き摺ってんねん」

『うるさいわ!!』

カメラを持つと、ふと昔の記憶が蘇ってくる
今なにしてんねんやろ、とか。

そんな俺を揶揄う、同期の末澤誠也
ちっちゃいくせに声高いし、あとまぁ、結構モテんねんなぁ

『で、なんやねん』

「あー、合コン行かへん?」

『合コン?』

「そー、まぁ合コンって言うか、紹介したいって感じやな」

『紹介?? まぁ、ええけど』

言った本人はびっくりして、こっちを見ている

「え、行くん?」

『誘ってきたの、そっちやん』

「せやな、、おん」

『あれ、彼女おったよな?』

「あ、そう! 彼女の友達やねん!! 俺の彼女も紹介するわ!!」

『いらんいらん!!笑』

「なんっでや!!」

『キャンキャンうるさいわァ笑』

周りから狂犬って言われてるだけあって
ほんまにうるさいわぁ笑

これでもしかしたら、忘れられるかもしれんよな
末澤誠也に感謝する日がくるかもしれんな