スノ日常 6

#甘い甘い ページ3

貴方side






目｢今日泊まるよね？｣


『え、…いいの？』







無事に？恋人同士になれた私達
キッチンを借りてご飯を作っていた






目｢まぁ、帰すつもり無かったけどね｣


『じゃあ、泊まります…』






なんか変に緊張しちゃう自分が居る
ご飯の味なんてもう分かんなくなった






『めめ、味見して欲しい…笑』


目｢ん、いいよ｣






スプーンですくい取り口元まで運ぶと食べてくれた







『どう…？』


目｢美味い、甘め？｣


『もう味分かんなくなって…』


目｢なんで？｣







聞かなくても分かるはずなのに、
ニヤニヤして聞いてくる






『それ…はさ、』


目｢うん、なに？｣


『なんか緊張してる…から』


目｢めっちゃ可愛いじゃん｣





雑に撫でられた頭、崩れた髪を直しながら
火にかけていたフライパンを切り盛り付ける






『…出来た！』


目｢よし、食べよっか｣





盛り付けたお皿をリビングまで運び
少し照れつつご飯を食べる








目｢A、隣きてよ｣


『…えええ』


目｢いーから、ほら早く｣


『分かったから』







隣に座れば満足そうに笑う、普通の食事も楽しくなる







目｢めっちゃ美味かった、ご馳走様｣


『お粗末様です。』


目｢俺片付けるよ、｣


『いーよいーよ！座ってて』


目｢なら手伝う｣





両手にお皿を持ち
キッチンに向かうめめを追いかける






『あ、まだ泡ついてる』


目｢え、ほんとだ｣


『ここ取れてないよ』


目｢ふふっ｣







私が注意してるのに何故か楽しそうにするめめ








『なに？笑』


目｢んー、なんか夫婦みたいだなって｣


『んなっ！！』








サラッとそんなこと言えちゃうんだもん
こっちが持たないよ








目｢Aちゃん、終わったよ｣


『ありがとう…笑』


目｢いい加減慣れてよ、笑｣


『なかなか…ね笑』









洗い物を済ませて、リビングに戻ろうとすれば
後ろから抱きしめられた









目｢慣れてもらわないと、困るんだけど｣


『甘いんだよ、めめは』


目｢そー？通常運転｣









確かに、付き合う前からスキンシップは多かったかも

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