そのトサカ殴ってもいいですか？【黒尾鉄朗】 (ページ24)

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猫が22匹ページ24

帰りの新幹線の中皆疲れたのか寝てしまい起きているのは私とトサカだけだった

『研磨ぐっすりじゃん』

アイマスクを持参してたみたいでアイマスクをつけながら寝ている研磨を無音カメラで撮りまくる

黒尾「研磨はいつものことだろ、それより重くないわけ？」

『あぁ全然重くない』

私に寄りかかりながら眠る犬くん。いつも抱きついてきたりするから思いとは特に思わない

黒尾「んじゃ全勝したので例のアレを」

トサカはウキウキした様子で私を見つめてくる

『トサカなのに真面目』

黒尾「すみません。それ褒めてますか？」

『めっちゃ褒めてるじゃん。あと、後輩思いで面倒みがよくて頼りになるしあとねぇあ、私が困ってる時はいつも助けてくれるし、バレー上手くてカッコイイ以上！』

まだ褒めようと思えば褒められるがトサカがキャパオーバーしそうなのでやめておく

『トサカ照れてるぅ』

黒尾「そりゃ、照れるだろ…」

『え…』

思ってた反応と違くなんだかこっちまで照れてしまう

それから私達は恥ずかしさのあまり東京まで一言も喋らず学校についても喋らなかった

猫又「＿とまあまさかの速攻はあったがよくやった。今日はゆっくり休みなさいや」

「「「はい！」」」

『それと監督と話して明日の部活はオフなので間違っても体育館来るなよー』

「「「はい！」」」

体育館で講評と反省点などを話した私達はそれぞれ解散する

犬岡「Aー！帰ろう！」

『うん』

先に靴を履いてた犬くんに飛びついて芝くんと手白こと彦星と一緒に帰る

『彦星ぃー烏野のセッターヤバくない？同じセッターとしてなにか一言』

手白「なにそれ…ボキャブラリー貧しいと思った」

芝山「え、そこなの？」

まさかのボキャブラリーにつくとは…彦星まじか

犬岡「たしかに、ボケェしか言ってなかった！」

『認知度低すぎん？』

セッターくんかわいそすぎるでしょ…たしかにボケェとかしか言ってなかったけど！

『…烏野って個性豊かだよね…あはは』

私がそう言うと芝くんがうちもだよと隣で全てを悟ったような目をしていた

芝山「その中に亞九龍さんも入ってるよ？」

『芝くんってたまにぶっ込んでくるよね』

芝山「そうかな？」

可愛い顔してまったく怖い子ですね

犬岡「明日部活休みだし放課後どっか行かない！？」

手白「パス。放課後勉強する」

芝山「僕も」

犬岡「勉強！Aは？」

『明日の放課後はちょっと用事あるから無理。』

犬岡「そんなぁー！」