そのトサカ殴ってもいいですか？【黒尾鉄朗】 (ページ21)

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猫が19匹ページ21

犬くんも慣れ確実にブロックしている

あの身長差…全力のジャンプでも犬くんなら少しタイミングが遅くても追いつけるし、なのになんで戦意喪失しないわけ？化物ですか？

猫又「＿気力を挫く“人の壁”打てば打っただけ心は折れて＿わらった」

『怖いねぇー』

現在7対5で音駒がリードしている

翔ちゃんにまたトスが上がったけど今までと違い今度はトスを見て打っていた

空振りしたけど

烏養「たたたタイムッ！！」

『ちょっとぉどこの誰かさんよォやってやるって言ってなかったけぇーえぇー』

黒尾「ウッス…」

『これといって目立ってませんねぇ。目立つのはそのトサカだけにしてくださいねぇ』

山本「黒尾さん生きてください！」

黒尾「ダメな主将でゴメンね…」

夜久「ダル…」

タイムアウトが終わりまた試合が始まる

『＿ミスが多いね』

一回目のタイムアウト以降烏野のセッターのトスが少しフワッとしたトスになり翔ちゃんは目を開けて打つようになった

フワッとしたトス…確かノートに書いたはず…なんだっけ

『インダイレクトデリバリーだ！』

烏養「タイム！日向一回落ち着け！」

日向「ハイッ」

夜久「烏野のチビちゃん一回目のタイムアウトからミス多くなってんな」

黒尾「速攻ないとちょっと安心するわ」

『ないとは限らないよ』

福にゃんの頭を撫でながら翔ちゃんに目線をやる

『何か仕掛けてくるよ』

山本「何かってなんだ？」

『よく分からないけど兎に角翔ちゃんの速攻は意識しておく事！』

孤爪「A説明下手…」

黒尾「うちの新たな脳の誕生かね」

福永「右脳左脳…」

福にゃんの発言に少しツボる研磨を落ち着かせタイムアウトが終わる

武田「あーっアウトかーっ」

猫又「ほほう…」

何度目かのトスでついに翔ちゃん達の速攻がきまった

『ブロックを避けた』

芝山「アウトなのはおっしいね」

嫌ねぇと言いながら芝くんにドリンク作ってくるねと言って外に出る

『あついですなぁ』

来ていたジャージを脱ぎ越しに巻いてドリンクを作る

中から笛の音や虎の声が聞こえる

多分点をとって声を上げたんだなと思うぐらい外から丸聞こえでちょっと笑ってしまう

『ただいまんもす』

体育館に戻ると18対15でこちらがとっていた

芝山「あと7点」

『先に20点台いきたいね』

ローテが代わりトサカが前衛に犬くんがサーブ

『やっぱり3年が前衛にいると圧があるよね。とくにトサカの』

芝山「ブロックされたくないブロッカーってやつだね」