そのトサカ殴ってもいいですか？【黒尾鉄朗】 (ページ2)

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猫が2匹ページ2

猫又「よし。今日は体験も来てるから練習はここまでにしてこの嬢ちゃんにバレーを体験させろ！」

え？

「「「はい！」」」

いやいやいや。おかしいでしょ、私の格好見てよ。スカートなの分かる？

確かにさっきやってみたいって聞こえないぐらいに言ったけど…まさか聞こえてた？

猫又「マネージャー希望なら親睦は深めんと」

監督はニヤニヤしながら私は小さい人に手を引かれた

夜久「バレーの経験は？(ピアス多っ！怖っ！)」

『え、いや、授業でスパイクやってたぐらいで…』

夜久「ならできるな！」

小さい人は手を離してボールを持つ

夜久「俺が上げるから打ってみ(スカートでいいのか？)」

『え？』

私に返事を与える間もなくボールを上げる

山本「夜久さん！流石にいきなりスパイクは！(綺麗だけどピアス怖ぇ)」

『私、スカートだっつーの！！』

せっかく上げてもらったのに打たないのも悪いのでジャンプしてボールを床に叩きつける

「「「(紫…)」」」

スカート大丈夫かな？

黒尾「紫にリボンねー」

………

『はぁ？』

後ろを振り返ると朝見かけたトサカがいた

『トサカ頭…見たとしても声に出すな！』

私は近くに転がってたボールをトサカ頭に投げると顔面にクリーンヒットした

孤爪「今のはクロが悪い」

夜久「言うのは良くないな」

虎「俺は紫より黒派だ！」

モヒカンにもボールを投げてプリンと小さい人と話す

夜久「あいつあれでも主将だから勘弁してやって。何かあったら俺に言え、ぶっ飛ばしてやっから」

『まじ？ありがと！』

孤爪「マネージャーやるの？」

『うん、何か面白そうだしやる』

孤爪「そっか…」

あれ？何か嬉しそう？

夜久「だとよ黒尾」

トサカは後ろから抱きつくようにして平然と話し始める

重いし邪魔

黒尾「やった！マネが入れば頑張れる！応援よろしくね、ピアスちゃん」

『あ、名前言ってなかった。1年3組の亞九龍Aです。』

黒尾「スルーなのね」

夜久「苗字思いつかないんだけど」

あー…そうだよね。

やっぱ思いつかないよね、むしろ思いつくやつの方が会ってみたい

黒尾「もしかしてあくあの亞に漢数字の九にりゅうって難しい方の龍だろ？合ってる？」

『キモイぐらいに合っててキモイ』

亞九龍って当てたのトサカが初めてで流石の私もびっくりした

孤爪「何か…ゲームのキャラに出てきそう」

『それ！私も思った』

そのあとプリン…じゃなくて研磨達も自己紹介して仲良くなった