98話 ページ7
一夜明け俺はビルから降り、轟や緑谷達と合流し俺たちを警察まで送り届ける
いつもみたいにヘラ口をたたいて騒ぐ爆豪は今日だけは静かだった
パトカーに乗り警察署に向かうと俺と爆豪は別々で事情聴取を受けることになった
『塚内くん…』
塚内「Aちゃん久しぶりだね」
ドアから入ってきた塚内くんは俺の頭を撫でる
塚内「話は色々と聞いてる
まずは市民の誘導をありがとう。君のおかげであの場の誰もが救われたよ」
そんなの当たり前だ…ママなら絶対にあぁしてた
塚内くんは机を挟んで椅子に座り本題に入る
塚内「なぜ死柄木弔が君に執着するか」
この質問に俺は初めて死柄木に会った時のことなどを話す
『執着する理由は何か分からないが確かな事はこれからは俺や望月が狙われるってこと』
塚内「そんなことはさせない。光華くんと約束したからね、君達2人を守るって」
光華…ママの名前だ
『ありがと…』
顔をうつ伏せて礼を言う
塚内くんはもう一度頭を撫でてお父さんが迎えに来てるから今日はゆっくり休みなさい
そう言って俺は思わずドアを開けるとそこには心配そうにしている俺を見つめるサーがいた
『サー…心配かけて』
ごめん。その一言を言おうとした時にサーは俺を強く抱き締めてくれた
サー「何も言わなくていい。2人を守ることが私の役目なのに…済まない」
なんでサーが謝るんだよ…謝るのは俺の方だ
怒りで我を忘れ、隙をつかれ捕まったのは俺自身のせいなのに…
『サー…心配かけて…ごめ、なさい…いつも迷惑かけて…ごめなさい、ヒクッ…ごめ…』
悪い子でごめん、サーはいつも仕事で疲れてんのに俺が悪さをするか…
サー「それ以上は何も言わなくていい。Aは何も悪くない、悪い子でもない。
警察から市民の誘導を手伝ったと聞いた。お前は優しい私の自慢の娘だ」
出したくないのに自然と涙が出る
俺はサーの腕の中で静かに泣く
サー「泣きたい時はいっぱい泣きなさい。そのあとは泣いた以上に笑いなさい」
そう言って俺を抱きしめる腕はいつも以上に強く、優しかった
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猫大好き(プロフ) - 更新停止状態ですが、更新はするのでしょうか？お話が面白く一気見しちゃったのでぜひ更新してくださるととても嬉しいです！！！！待ってます！ (2020年9月11日 20時) (
レス) id: 9c699bdb39 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - とても面白かったです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年5月16日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
英来(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！次の更新楽しみにしてます！ (2020年4月26日 15時) (レス) id: c2e895435f (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年4月19日 20時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - ライキさん» いえいえ、この様なコメントにも返信を頂き本当にありがとう御座います...これからも頑張って下さい！！応援してます！！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 847ebd8ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ライキ | 作成日時：2019年6月24日 23時
