検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:218,298 hit

錆兎 ページ10

.

『好きです、付き合って下さい』

「..困ったな」



義勇と任務を終えて蝶屋敷へ向かう中で見かけた告白シーン。告白相手は私の恋人。



「錆兎はモテるな」

「それ、アンタが言う?」


見ちゃいけないシーンだと判断。義勇の腕をぐいぐい引っ張ってその場から離れようとした、けれど



『錆兎さんの事本当に好きなんです。お願いします』


その声の後に「何するんだ」という声が聞こえて思わず振り返ってしまった。女の子が錆兎に抱き着いているではないか。



「....見なきゃ良かった」

「A!」


本気でその場から離れたくて義勇を置いて私は逃げた。後ろから義勇が名前を呼ぶ声が聞こえるけどそれどころじゃない。



「最悪だ....」


ボロボロと溢れる涙に自分でもどうして良いか分からない、ただ無我夢中で蝶屋敷まで走っていたら、勢い良く腕を掴まれた



「!?」

「お前っ、走るの早過ぎるだろ」



ぜぇぜぇ、と息を切らしている錆兎の姿。何で、と聞こうとしても喉が詰まって言葉にならない。咄嗟に顔を隠した



「何故隠す」

「今、顔見たくない」



それだけ告げるとぎゅっと抱き締められた。


「ごめん。咄嗟の事だったから避けきれなかったんだ。」




抱き締める腕がキツくなる。



「俺にはAだけだ。抱き締められたいと思うのも抱き締めたいと思うのも。好きな女を泣かせてしまうとは男としてまだまだ、だな。俺も」

「ごめ、ん」



彼の背中に腕を回して抱き返すと「義勇にも心配をかけてしまったな」と小さく聞こえてきた。



「鮭大根作って持って行ってあげようか」


なんて、提案をしてみると、


「まずは俺達の仲直りが先だろう。沢山、愛してやるからな」

「え」



錆兎邸へと強制移動。どうやら、自分の愛が私にまだ足りていないと判断した様子の彼。翌日、義勇に「錆兎の機嫌が怖いくらいに良いんだが何かあったのか?」と聞かれたのはいうまでもない。




.

リクエスト より。Thanks !!
錆兎の男前っぷりには心臓を撃ち抜かれますよねぇ。ちょっと上手く作れなかったので、、また再トライします、錆兎、

鬼舞辻無惨→←不死川実弥



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (360 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
960人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らびっと - 評価300票目頂きました(言わんでいい)神作ですね。リクで、村田と後藤のお話を書いてもらえませんでしょうか。頼みます(切実) (2020年1月19日 20時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
りなな - リクエストで、獪岳お願いします!! (2020年1月10日 19時) (レス) id: 7fbca9c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
新人 - めっっっちゃいいです!リクエストでカナヲお願いします! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 6e9936a4cb (このIDを非表示/違反報告)
りな - 凄く良かったです!!リクエストで堕姫ちゃんお願いします!応援してます!! (2019年10月4日 22時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
【刃】(プロフ) - リクエストで悲鳴嶼さんをお願いしても良いですか? (2019年10月4日 2時) (レス) id: 78787ee302 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るん | 作成日時:2019年9月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。