真菰( キメ学 ) ページ18
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『好きです、真菰ちゃん!』
「う〜ん....ごめんね?貴方の気持ちは嬉しいけど、応えることは出来ないな」
やっぱり真菰モテるなぁ。可愛いから当然だけど。
「オイ、盗み見は良くないぞ」
「錆兎か....。だって気になるだろ!真菰は俺の可愛い彼女だしさ!」
「全く....。」
呼び出されたと彼女から電話があって、気になって気になって、見に来てしまった。
『やっぱり、錆兎と....?』
「え?錆兎は家族だよ。それ以外の何者でもない。」
『じゃあ....』
「私ね、とっても大好きな人がいるの。だから、ごめんね」
『そ、そっか....俺の方こそ何かごめん』
頭を下げて階段を駆け下りていく男子生徒。いつの間にか錆兎は居なくなってるし、バレる、と思って逃げようとしたらひょっこりと真菰が顔を出した
「ま、真菰!」
「知ってたよ。見てるの」
「ご、ごめん..気になっちゃって」
「だと思った。安心して、私はA以外の男の子なんて考えられないもの」
「!う〜〜、大好きだよぉ、真菰〜!」
「ふふ、私もだよ」
愛らしい笑みで顔を見詰めてくるから、思わず抱き締めてしまう。腕の中にすっぽり収まってしまう彼女に愛しさが増すばかり。
「Aだって、女の子にモテモテだから私も心配になる気持ちは良く分かるよ」
「俺は真菰一筋だよ〜〜!!!この先もずっっと!!」
下校のチャイムが鳴り響く廊下。夕焼けが教室内に差し込んで、二つの影が出来る。
「帰ろっか」
「おう!」
鞄を持って手を繋いだ。彼女の小さな手、自分より低い背丈。隣に居る安心感。大好きな彼女と一緒に居られる時間がずっと続けば良いと思ってしまう程に幸せだった。
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リクエスト より。Thanks !!!!
真菰は女主で考えるとただの友情になったので諦めました(笑)
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らびっと - 評価300票目頂きました(言わんでいい)神作ですね。リクで、村田と後藤のお話を書いてもらえませんでしょうか。頼みます(切実) (2020年1月19日 20時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
りなな - リクエストで、獪岳お願いします!! (2020年1月10日 19時) (レス) id: 7fbca9c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
新人 - めっっっちゃいいです!リクエストでカナヲお願いします! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 6e9936a4cb (このIDを非表示/違反報告)
りな - 凄く良かったです!!リクエストで堕姫ちゃんお願いします!応援してます!! (2019年10月4日 22時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
【刃】(プロフ) - リクエストで悲鳴嶼さんをお願いしても良いですか? (2019年10月4日 2時) (レス) id: 78787ee302 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るん | 作成日時:2019年9月25日 22時