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鬼舞辻無惨 ページ11

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「君は少し自意識が過ぎるんじゃないかな」

『え....?』

「私がいつお前に好意を抱いていると言った?お前の様に弱く脆く、私の血が無ければ柱どころか階級の低い鬼狩りにも勝てないお前など....少しの興味もない」


うわ..そんな振り方しなくても良いと思うんだけどなぁ。


『そ、そんな事..!」

「お前がどう足掻こうと私がお前を欲する事は絶対に無いよ。お前が死のうがどうなろうと私にはどうでも良い事だからね」



どうなるのだろうかと、そのやり取りを見ていた。もちろん、無惨は私の恋人だし、私が見ている事も知っている。



「さぁ、早く鬼狩りを殺めておいで。弱いお前でも一人くらいは殺められるだろう?」



有無を言わさない圧。女の子は震える声で返事をすると走って行く、その背を見送ることも無く彼は私の方へと向きを直し近づいてきた。




「少しは優しく断ったらどうなの?可哀想じゃない」


私の隣に腰掛けた彼にそう呟けば、




「私には関係無い。」

「そんなんだから、鬼狩りに嫌われるんだよ」

「嫌われたら何だと言うのだ。私は君にさえ、嫌われなければそれでいい。他の者が恐怖で私から逃げ出したとしても何も問わない。だが、」



言葉を途中で止める彼に「なに?」と続きを催促。す、と指と指を絡め合うように手を握り締めてくる。



「君は逃さないよ、A」

「!べ、別に逃げないよ」

「分からないだろう。君は鬼狩りに何故か気に入られている。君を欲する者は私だけで良い。君の視界に、君の生活に入って触れて良いのは、私だけだよ、この先ずっと。私から逃げるなど考えてはいけないよ、A」




彼の歪んだ愛情。私を射抜く視線は酷く優しい。沼の様な独占欲と歪な愛情に私は抗えない。




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リクエスト より。Thanks ! !
がっつり私の中の無惨様で書かせて頂きました....。無惨様は恋愛の時が一番歪んだ表面を見せてくれるのでは無いだろうかと思っています....。苦手な方はすみません( ! )この作品が落ち着き次第、次は、彼氏が彼女の告白現場に遭遇した時を書いてみたいな、と思ってます( 良かったら見て下さい ! )

時透無一郎→←錆兎



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らびっと - 評価300票目頂きました(言わんでいい)神作ですね。リクで、村田と後藤のお話を書いてもらえませんでしょうか。頼みます(切実) (2020年1月19日 20時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
りなな - リクエストで、獪岳お願いします!! (2020年1月10日 19時) (レス) id: 7fbca9c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
新人 - めっっっちゃいいです!リクエストでカナヲお願いします! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 6e9936a4cb (このIDを非表示/違反報告)
りな - 凄く良かったです!!リクエストで堕姫ちゃんお願いします!応援してます!! (2019年10月4日 22時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
【刃】(プロフ) - リクエストで悲鳴嶼さんをお願いしても良いですか? (2019年10月4日 2時) (レス) id: 78787ee302 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るん | 作成日時:2019年9月25日 22時

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