らぶみー、義勇さん

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しのぶ「はい、終わりましたよ。あら、大丈夫ですか？」

「ぜんっぜん、大丈夫じゃないですぅ」



痛みに顔面蒼白の私。そんな私を見て笑いを堪え切れない様子のしのぶさん。ほんと、鬼....。





善逸「あの、Aさん」

「ん？？なに？」



隣で手当てを終えたばかりの善逸が控えめに声を掛けてきた



善逸「冨岡さん、怒ってませんでした？」

「え？そうなの？？冷たいなあとは思ってたけど」

善逸「アレ絶対怒ってましたよ。音が。」

「鬼を逃しちゃったからかなぁ」





どうしよう！！！私の失態だぁぁあ！！


しのぶ「Aちゃんは割と鈍感ですよね」

「ん？」

しのぶ「冨岡さんが怒っていたのはその傷ですよ」

「え？これ？」





脇腹の傷を指差すとしのぶさんは小さく頷いた



しのぶ「あとは本人の口から聞いたら如何ですか。ねえ、冨岡さん」




襖がそっと開くとそこには義勇さんの姿。何も言わずに私の横に座り込むとじっと傷口を見て来る



「あ、あのぉ、そんなに見られると照れて傷口開いてしまうのですが」

義勇「............」




何か喋ろ！？義勇さん！？




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