らぶみー、義勇さん

47 ページ47

.



「義勇さん？どうかしました？」

義勇「........」



何も言わずに手の甲を差し出す義勇さん。なんだろうと思って視線を向けると切り傷が。




不死川「くっそ、ムカつく奴だぜェ」


後ろでは義勇さんに負かされた不死川の姿。ぶつぶつと文句を言いながら横たわっている。





「え、」

宇髄「おいおい、冨岡。ヤキモチか？」

義勇「....」




義勇さんどうした！？ヤキモチとかくっっそ可愛いやんけ！！！なんなの！！！！私を萌え殺す気！？！




「仕方ないですねぇ」

しのぶ「Aちゃん、顔が緩みまくってますよ」

「えへへ、」





この状況でにやけない方が可笑しいよ！！しのぶさん！！！だって！！！あの義勇さんが！！！！ヤキモチだって！！！！！！





「座って下さい！！」


縁側をペチペチと叩いて座る様に促すと、大人しく従う義勇さん。めっっっっちゃ可愛いやん....






「珍しいですね、義勇さんが手合わせで怪我をするのは！」

義勇「....。」

「今日は集中出来なかったんですね！！！」





全く喋らないものの、義勇さんからはホワホワした温度が伝わってくるからもうなんでも良い！！





「はい、これで大丈夫ですよ！」

義勇「...ありがとう」




素直にお礼を言う姿にキュンッときた。無理無理、可愛すぎるって！！！！





そんな時、



『た、大変ですっ！！今すぐに、西南の森林地帯へ向かって下さい！！ここにいる全員です！お館様の命令です！！』


「「！」」





慌てた様子で伝達兵が大声を張り上げるから、まだ稽古途中の人達も一時休戦。




.

48→←46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す