弐拾漆 ページ27
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童磨「Aちゃん、」
本体の方が私の目の前に現れる。分身によって行く手を阻まれる他の隊士達。義勇さんも分身の方と刃を交えていた
童磨「俺はAちゃんと仲良くしたいだけ。それなのにどうして刃を向けるんだい？」
「人の事取り込んでおいて今更何を言うか。」
童磨「嫌だなぁ。殺めなかっただけ褒めてよ」
「人を襲い、喰らう鬼は斬る。それだけ。」
刀を持つ手に力を込めては型を繰り出す。それに伴い、童磨も血鬼術で応戦してくる。
童磨「Aちゃん、一つだけ教えて」
「なに」
童磨「どうして、あの男なの」
童磨は義勇さんを指差して問い掛けてきた。
童磨「俺はAちゃんを幸せにしてあげる自信もあるし、強い。守ってあげられる。それでもあの男が良いの？」
「....そんなの当たり前でしょ。残念だけど、私は鬼が嫌い。私の家族を奪った。許さない。」
童磨「....」
「ひとりぼっちだった私を救ってくれたのが義勇さんだった。だから私は、彼を守る為に戦う。貴方達みたいに人を襲う鬼を殺める為に、私と同じ様な目に遭う人を少しでも減らす為に戦うの。」
童磨「.....そっかぁ。」
「だから、私は貴方が何を言おうと、貴方に付く気はない。」
そこまでハッキリ告げれば、童磨が少しだけ寂しそうな表情を浮かべたのを見逃さなかった。心なしか、彼から放たれる温度も酷く、寂しそうだった。
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えむ(プロフ) - 初めまして突然すみませんこちらのお話読ませていただいたのですがとても面白いです大変だと思いますが更新頑張ってください、楽しみにしています！ (2020年2月4日 13時) (
レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
紅芋 - 富岡さん!かわいい!更新楽しみにしています！ (2019年10月27日 6時) (レス) id: e9831dc3ed (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - あっ、好きぃっLoveYouぎゆーさん！これからも更新頑張ってください！！ (2019年10月20日 0時) (レス) id: aebba032ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るん | 作成日時：2019年10月12日 19時
