ー関西の紅一点の物語Ⅴ ー (ページ10)

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◎ 予想外に単純ページ10

#西畑said.

その時、一瞬静まった楽屋の扉が開いた。

大西「 Aちゃーん」

入ってきたのは流星。

大西「はいこれ。昨日結局僕のとこに忘れてたやろ」

大橋「僕、のとこ……？」

まさか、流星と？

いや、え、そんなことある？

大西「そう、昨日な」

「ほんま恥ずいから流星喋らんとって！」

大西「何が恥ずかしいん、普通に言えばいいやん

寝ぼけてアイロンしたら火傷したーって」

西畑「⋯⋯⋯⋯は？」

え、いや、なんて？

「もう、馬鹿にされるから黙ってて欲しかったのに」

大橋「い、いや、ちょっと待って。それ、やけどなん？」

はっすんがあほみたいに動揺するのも無理はない

恭平なんか、口開けたまんま黙ってるし。

大西「昨日な、寝ぼけて謎にアイロンしたらしくて
半分寝たまんまやったから火傷して、それで目覚めてんて」

「まさかそんな大失態犯すと思ってなかったよねぇ」

大西「で、僕のとこ来てなんか薬とか持ってないか聞きに来て、その時にヘアゴム忘れてってた」

” 結局薬は持ってなくて冷やしただけやけど ” って普通に喋ってるけど、追いつけへん

高橋「じゃあ、まあ、なんともないってこと…… 」

「なんやと思ったん？」

大橋「え、いや、そりゃキスm

西畑「ちょ、！！あかんて」

…… あ、ごめん。言ったらあかんか」

恐る恐るAの方を見ると少し顔を赤らめてこっちを睨んでる

…………シンプルに怖い。

「〜〜〜〜ッ！！最低！！私そんな尻軽に見える？」

西畑「いや、そういうことやないって！」

大橋「ほんま、今回はまじで俺らの勘違い。ごめん」

高橋「俺も勘違いしちゃってすみません」

見てみると変わらずぷりぷりしてるA

……………… これは機嫌直すの大変そうやな？

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