ー関西の紅一点の物語 IVー (ページ2)

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◎ ただいま。ページ2

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10月13日

私は事務所が持つ東京のスタジオに来た

「華ちゃん、どこやっけ！」

華「そこで合ってるよ」

「なんか緊張するなあ」

華「もう3週間くらい会ってなかったしね」

「こんなに会わんの初めてかも。みんなびっくりするかな」

華「何も言ってないし、絶対びっくりするよ」

予定より早く……というか事務所に無理を言って活動を早めに再開させて貰うことにした私

メンバーにもこのことはまだ伝えてない

明後日のMステのために仕事を終えて振りの確認をしてるみんなの所にサプライズでやってきた

活動休止中、メンバーをはじめ、事務所のタレントには会ってない。

「いくで？」

華「はいはい」

中からは初心LOVEが聞こえてきてる扉をノックしてドアノブを捻った

「失礼しま〜す」

声をかけて入るとキュッキュッと鳴っていたシューズの音が一気に止む

西畑「 A、……？」

高橋「え、…… 」

メンバーの口は全員開きっぱなしで思わず吹き出す

「みんな口開きすぎやで ( 笑 )」

なんて言ってると駆け足で長尾が近付いてきて、その勢いのまま抱きしめられた

長尾「 Aちゃん、、！待ってました、」

「待たせてごめんな、」

気付けば周りに全員集まってて、大吾なんて涙してる

「大吾なんで泣いてんの」

西畑「なんかようわからんけど涙出てきた」

みっちーもちょっとうる目で、思わず自分も泣きそうになる

藤原「 ⋯⋯⋯⋯A 」

「ん？」

藤原「 ⋯⋯おかえり」

おかえりと言った丈くんが、それを聞いて微笑んでる6人が10年前のあの時と重なる

「 ⋯⋯⋯⋯っ、ただいま」

大橋「もう、みんな泣かんといてやぁ」

大西「泣いてるんは年上組やで？」

「みんな久しぶりやなあ、」

大橋「もう大丈夫なん？」

「うん、大丈夫。ほんまごめんな、大事な時期やのに」

西畑「それは気にしやん約束やろ」

道枝「今日ここにいるってことは ………」

「明後日のMステ出ます！」

” やったー！” って喜んでくれてる最年少2人が可愛い

大西「フォーメーションとか大丈夫？」

「一応頭には入れたけど、合わせたいかな」

” じゃあ早速やろう ” って和也の声掛けと共に、久しぶりの皆とのレッスンが始まった

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