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「帰ったら寝なね？」
『うん』
やっと会話を交わす俺たち。
なんか話しかけちゃいけないかなぁって。
Aちゃんが色々考えてそうな雰囲気出してたから。
「体調どう？今朝も吐いてたみたいだけど、なんか食べられるものとか、飲めるものがあったら言ってよ？先生も言ってたけど今は食べられるものとか飲めるものを口にするしかないけど、なるべく水分はよく取ってねって」
『炭酸水かな……甘い』
「ん、帰り買って帰ろ」
『ねぇ、潤？』
「どうした？不安？」
『違う……も、可愛いの……頑張って動いてるの見て。それから……嬉しい。双子。きっとお母さんのお腹にいた子が戻って来たのかもって』
「んあー！確かに！」
『ありがとう。潤』
「ん？何が？」
『潤と一緒に親になれる。親にさせてもらえるのがこんなに幸せだって知らなかった』
「んふふ、ねっ。俺も同じ。守っていこう。2人で」
『うん！』
Aちゃんは予定より早めに仕事を辞めた。
つわりがかなり酷くなったからだ。
そんな中、この間の試験の合格通知が来た。
郵便受けから出して、開けてからぐったりと寝ているAちゃんに渡すと
『合格……した』
ベッドから力なく腕を出して親指を立てた。
「おめでとう！！増築の方も順調だから安心してね！」
『うん……』
「辛いね。ごめんね。代わってあげられなくて」
『ううん……ありがとう。潤大好き』
「俺も。愛してるよ」
『ちょっとごめん……潤の匂い無理……』
「あぁ、ごめん。仕事帰りでいろんな匂いするね」
『ごめん……愛してるけど今は無理……』
いろんな食材の混ざった匂いが一番ダメな時期らしい。
寂しいけど、抱きしめるのもキスをするのも我慢中。
いや、俺たちの子を2人もお腹の中で育ててくれてるんだから
俺がわがまま言う訳にいかない。
Aちゃんのが辛くて大変なんだから。
店の増築はAちゃんとジョージさんを中心に考えてもらって
今はつわりで色々無理だから、Aちゃんの代わりに俺が意見を聞いて進めてる。
ジョージさんたちに新婚旅行から帰ってリモートで相談したら、すぐに取り掛かってくれて
あっという間に設計図を完成させてくれたし。
そろそろ壁もぶち抜く予定だから、その間は俺も仕事を休んでAちゃんのケアをする予定だ。
その時にジョージさんとマドカさんに妊娠したことも伝えると、泣いて喜んでくれた。
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鈴(プロフ) - ひろさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございました！作品は全て残しておくので、暇つぶしや現実逃避にお使いください（笑）本当にありがとうございました！！✨ (1月11日 23時) (
レス) id: f99e8ea2a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 鈴さま、完結おめでとうございます。そしてありがとうございます✨本当に楽しく読ませて頂きました。鈴さまのお話が大好きなので「終らないで〜」と、思いながら読んでおりました。寂しくはなりますが、作品は残して頂いただけるようなので、またここにきます! (1月11日 21時) (レス) @page24 id: eac3027fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴
| 作成日時：2023年12月9日 0時
