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「ええ？本当にぃ？Aちゃんの大丈夫は信用出来ないことあるからなぁ」
『本当に、マジで大丈夫。明日試験だよ？これ取ったらもう……うん。仕事辞めて潤の隣で堂々と歩ける。なりたかった自分になれる』
志高いねぇ……こんな時まで。
それは出会った頃から憧れてるし、尊敬してるし、心配で心配で仕方がない。
無理してる感じには見えないけど、いつでも自分の信念を曲げずに真っ直ぐで……。
ほーんと。
可愛くて、儚ねぇわ。
うちの奥さん。
「そう。でも無理だけはしないで？心配で夜しか寝られないよ」
『ねぇ？知ってる？人間はだいたい夜に寝るのよ？二宮和也は例外だけど。あの人は地球上のあらゆる人間と戦ってるから』
「そうだね(笑)じゃあ今日は早く寝てください。帰ってすぐお風呂に入って」
『ん、そうする。明日に備える。マークシートだからそんなに気張らなくてもいいんだけど、一発でいきたいからさ』
「うん。てかさ？職場に辞めるって伝えたの？」
『あ、うん。あんまり良い顔されなかったけど』
「大丈夫なの？」
『んー。誰か来るのを待つ、来たら来たでその人が育つのを待つ、なんてことをしてたら私はいつ辞めたら良いのかな？(笑)』
首を傾げて、シャーペンをくるくる回して言ってくる。
「まぁそうだね」
『そう！得体の知れない“誰か”を待ったり期待する時間は私にはないの。自分の好きなことがしたい。自分の思い描いていた人生を歩みたい。時々寄り道したり、立ち止まったり、思い通りにならなくて苛立ったり。一分一秒を無駄にしたくない。無駄な時間も時には絶対に必要だけど、今の私にはその得体の知れない誰かのための時間は要らないの。Do you have any questions？』
「おっほほほ！Oh,Yes！」
『後悔なく生きていきたいわけですよ。いつ死ぬかわからないこの時代に』
「ですね」
『熱くなってしまって眠くなったんでちょっとここで寝ますねー』
パソコンとノートを閉じて奥の部屋に行こうとする。
「いやいやいや、家帰ろ？すぐ片付ける！」
『いや、冗談冗談。まだ全然お客様いる(笑)その代わりに帰る前にルイボスティー飲ませて？』
「ん、任せなさいよ」
『んふふふ、ありがと』
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鈴(プロフ) - ひろさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございました！作品は全て残しておくので、暇つぶしや現実逃避にお使いください（笑）本当にありがとうございました！！✨ (1月11日 23時) (
レス) id: f99e8ea2a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 鈴さま、完結おめでとうございます。そしてありがとうございます✨本当に楽しく読ませて頂きました。鈴さまのお話が大好きなので「終らないで〜」と、思いながら読んでおりました。寂しくはなりますが、作品は残して頂いただけるようなので、またここにきます! (1月11日 21時) (レス) @page24 id: eac3027fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴
| 作成日時：2023年12月9日 0時
