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前髪をかき上げると、Aちゃんも同じ仕草を
してて
それが愛しくて思わず抱きしめると
俺の背中にも腕が回ってきて、バスローブ越しに身体が密着した。
なんで俺だけバスローブ着てんの？(笑)
Aちゃんが脱いだの全然気が付かなかった。
妻の素肌に気付かないなんて俺としたことが！！
『だって潤、すぐ寝たもん！プール入る約束した！』
「そうでした。ちょっと浮かんでのんびりしてから行きますか」
『もっと賛成！！』
「てかバスローブ、おっもぉ！」
『あっははは！ごめんね？怒った？』
「怒った(笑)」
『やぁーーーあっははは！！』
ぐっちょぐちょになったバスローブを脱ぎ捨てて、どっかのバカップルかよってくらい水を掛け合って
泳いで
潜って
はしゃいで
潤の手の方が大きいから水のかかる量、私のが多くなる！ズルい！なんて怒られて
イチャイチャしまくった新婚旅行を楽しんだ。
それからシャワーを浴びて、ご飯を食べて。
そんなふうに数日間の楽しくて幸せな新婚旅行を終えた。
旅行から帰ってきても、Aちゃんはいつも通りずーっと忙しそうに勉強と仕事をこなしてる。
今日も遅くまで仕事して、ここに寄ってくれた。
『やばい……』
「どした？」
店のカウンターの角でノートで顔を隠してこっそり言う。
お客さんいるからね。
『めちゃくちゃ気持ち悪い……』
今度は突然机に突っ伏して、力無く言う。
「ええ？！大丈夫？！」
『気持ち悪いのに吐けないんだ……。余計に嘔気高まる〜ぅ』
わざと明るめに言ってるけど、そう言われてみればここ最近食欲がない。
というか、食べる量にムラがあると言った方がいいか。
旅行から帰ってきてからだから……ちょっと胃が疲れてるのかも？
それかなんか違う病気……？！
「びょ、病院、行こ！ねっ！まだやってる！！病院！！すぐ片付けるから！」
『おぉ、おぉ、おぉ、大丈夫、大丈夫。お客さんいるじゃん。むしろ手伝おうか？』
店内を見渡して言うけど、手伝ってもらう気はこんな状況で更々ない。
「でも！救急でも……！」
『いーから。本当に。寝たら治るから。最近そうなの！寝たら治る！』
うんうんと頷きながら自分に言い聞かせるように言って、また何かをノートに書き始めた。
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鈴(プロフ) - ひろさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございました！作品は全て残しておくので、暇つぶしや現実逃避にお使いください（笑）本当にありがとうございました！！✨ (1月11日 23時) (
レス) id: f99e8ea2a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 鈴さま、完結おめでとうございます。そしてありがとうございます✨本当に楽しく読ませて頂きました。鈴さまのお話が大好きなので「終らないで〜」と、思いながら読んでおりました。寂しくはなりますが、作品は残して頂いただけるようなので、またここにきます! (1月11日 21時) (レス) @page24 id: eac3027fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴
| 作成日時：2023年12月9日 0時
