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＊「はい、先に生まれたお兄ちゃんねー。お母さんそっくりよー！」
＊「次は妹ちゃん」
助産師さんたちが次々にAちゃんと俺の腕の中に赤ちゃんを抱かせてくる。
思ったよりもずっとずっと軽く、少しでも力を入れたら潰れてしまいそうなほどフワフワと柔らかく、か弱い。
今の今まで肺で呼吸すら出来ていなかった子たち。
“ここにいる、生きている”と世界中に知らしめるような大きな声で一生懸命に泣いている。
『すごい……！遺伝子が脈々と受け継がれたのを目の当たりにしている……！こんなに似る？生まれたてで？』
「こりゃすごい。2人は全く似てないのに、俺たちそれぞれにちゃんと似てる……可愛いけど怖いな」
2人を見比べて、まだ開いてない目なのにしっかり俺たちの子だということがはっきりと分かる。
＊「いやー。頑張ったねぇ。ありがとうね、実習生も受け入れてくれて。大変勉強になりました」
『いやいや、こちらこそたくさんの方に見守っていただき無事に産めました。ありがとうございました』
看護師さんはもちろん、実習生の子たちは泣いてる子もいて。
Aちゃんの周りにはたくさんの人がいて、またそれを見て泣けてきた。
「ありがとう、ありがとう……！」
『泣きすぎ(笑)』
「いや、もう。うん。感謝しかない！！」
『潤も。ありがとう。ずっと一緒にいてくれて。暴言吐いてごめんね？(笑)』
「もう何言われたか忘れた(笑)」
っていうことにしておく(笑)
これからの平和のためにね。
『あとでネチネチ言うの反則ね？』
「わかってるよ(笑)」
入院中はみんなが代わる代わるお世話してくれたり、お見舞いに来てくれて
病院にいても大忙しだなんて笑ったり
助産師さんたちもお母さん休んでね！なんて言ってくれて、助かるって喜んでた。
退院してからは、そんなことも考えられないくらい目まぐるしく
寝ない、寝られない
1人泣き止んだら、もう1人は泣き始める
一日中ミルクとオムツ
一日中抱っこか足でバウンサーゆらゆら
気づけば夜
今日が何月何日なのかもわからないまま、一日があっという間に過ぎていく。
Aちゃんだけじゃ、手が回らないし、Aちゃんが倒れるから
俺が仕事してる時は、俺の両親が来て世話をしてくれて
時々ジョージさん夫妻もやってきて世話をしてくれた。
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鈴(プロフ) - ひろさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございました！作品は全て残しておくので、暇つぶしや現実逃避にお使いください（笑）本当にありがとうございました！！✨ (1月11日 23時) (
レス) id: f99e8ea2a0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 鈴さま、完結おめでとうございます。そしてありがとうございます✨本当に楽しく読ませて頂きました。鈴さまのお話が大好きなので「終らないで〜」と、思いながら読んでおりました。寂しくはなりますが、作品は残して頂いただけるようなので、またここにきます! (1月11日 21時) (レス) @page24 id: eac3027fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴
| 作成日時：2023年12月9日 0時
