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『翔くんの背中、広いですね』
「そう？」
『男の人って感じがしてドキドキします』
そう言うAちゃんのふわふわした、可愛い声が降ってくるから、心地よいドキドキ感に満たされる。
まださ、キス以上のことをした関係になれてないから
その普段とは違う肌の触れ合いに、更には背中っていう見えない場所だからか、感覚が研ぎ澄まされて、敏感に反応しちゃう。
それに
「んふふ……くすぐったい」
『あ、ごめんなさい。もう、塗れました。焼けないといいですね』
「まぁ、焼けたとしても、それも海の醍醐味ってことにしとこ？」
『ふふ、はい』
「Aちゃんは？もう1回塗らなくていい？」
日焼け止めを塗ってもらうために、俺は脱いだけど、Aちゃんはパーカーとショートパンツのままだから、ダメ押しのもう1回(笑)
『うーん、大丈夫です』
やっぱダメかぁ(笑)
ていうか、いつ脱ぐんだろ。
そもそもその格好じゃ暑いのに。
でも、脱ぎなよって言うのもやらしく聞こえそうだし……
どうやったら水着見せてくれんのかなって考えてたら
『あの、似合いますか？翔くんが選んでくれた水着』
寝転がったままの俺の方に身体を向けて、ペタンって座って
少しだけ、パーカーのファスナーを開けて胸元を見せてくる。
「それじゃ、よく見えないんだけど？」
『全部脱ぐの、恥ずかしいです……///』
「でも、パーカーとショートパンツじゃ海は入りづらいよ？俺も脱いでんだし、Aちゃんも脱ぎなよ。暑いよ？」
『でも……///』
「ほらほら、脱がなきゃ楽しめないでしょ？」
強引かと思ったけど、ここがチャンスだから、起き上がって、パーカーのファスナーに手をかけて、全部開ける。
『あんまり、見ないで、ください……///』
腕をクロスして、胸元を隠すから
じれってぇなって、腕を解いて肩に手をかけて、一気にパーカーを脱がす。
『っ……しょぉ、くん……///』
俺に無理矢理解かれた腕は、行き場を無くして、ダランと身体に沿って垂れて
パーカーも、手首と、腰のところで止まったまま。
おかげで、Aちゃんの柔らかそうな胸が丸見え。
「Aちゃんの真っ白な肌に良く似合ってる。すっげぇ可愛い……///」
でね、やっぱり、胸がさ……///
もうね、はっきり言うわ！
でかい！！
背が低いわりにはでかい！！
バランスよくでかい！
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作者名：鈴
| 作成日時：2015年10月10日 18時
