21/学校編:処罰されるべき? ページ21
いつまでも擦り寄って来る嵐山に離せと叫ぶ弟妹。を見ながらA達は話していた
『なんかいいやつっぽいねアラシヤマ』
「‥‥嵐山隊はボーダーでも特に優秀な部隊なんだ。ボーダーの“顔“としてよくテレビとかにも出てる。三門市の有名人だ」
『ほう、てれび』
テレビという言葉に興味を持つA
すると弟妹と話(?)が終わったのか嵐山がモールモッドを見て感心しながら言った
「いやしかしすごいな!ほとんど一撃じゃないか!しかもC級のトリガーで‥‥‥
こんなの正隊員でもなかなかできないぞ!」
「いえいえそんな‥‥」
『いえいえそんな』
嵐山の褒め言葉に冷や汗を流す修と嬉しそうに手を振るA
そしてどう思ったのか修をジロリと睨む嵐山隊、隊員の木虎
それには気付かず嵐山は木虎にやれるかと声をかける
その言葉に木虎はモールモッドの側へ行くとどこからともなく剣らしきものを出し目にも泊まらぬ速さでモールモッドを切り刻みこちらを向く
一瞬の出来事に周りからは歓声が上がっていた
「できますけど、私はC級のトリガーで戦うような馬鹿な真似はしません。
そもそもC級隊員は訓練生。訓練以外でのトリガー使用は許可されていません。
彼がしたことは明確なルール違反です嵐山先輩。違反者をほめるようなことはしないでください」
きっぱりと言いきった声に周りからはどよどよと疑問が流れる
Aは木虎の態度などをみてムッとし修に誰だと問い掛けた
「木虎 藍。中学生でA級になったエリート隊員だ」
『へぇ‥‥エリート?このこが?』
「確かにルール違反ではあるけど結果的に市民の命を助けたわけだし‥‥‥」
嵐山の言葉で生徒達はそうだそうだと言う。
だが生徒達の言葉は全て痛みに変わって修に突き刺さる
「‥‥人命を救ったのはもちろん評価に値します。けれどここで彼を許せばほかのC級隊員にも同じような違反をする人間が現れます。実力不足の隊員がヒーロー気取りで現場に出ればいずれ深刻なトラブルを招くのは火を見るより明らかです」
「‥‥‥!」
現に修はモールモッドにやられてしまった事を思い出す
木虎は修の方に向き、彼に指を指して続ける
「C級隊員に示しをつけるため、ボーダーの規律を守るため、彼はルールに則って処罰されるべきです」
その通りだと重くなる雰囲気だったがAは構わず木虎に言う
『‥‥キミ、遅れてきたのになんで偉そうなの?』
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マーマレード(プロフ) - 林檎?さん» ありがとうございます!!受験終わったのでこれから頑張ります!!目指せ!アニメ追い越し!!(まだボーダーに入ってすらない) (2021年3月24日 23時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - イチゴさん» コメントありがとうございます!!楽しみに待ってくださってる分更新頑張りますね!これからもっとキャラ達と絡ませていこうと思うので待っててください! (2021年2月25日 20時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 遊真成り代わりしかも愛され最高です!!!続きが楽しみです。 (2021年2月25日 9時) (レス) id: 5b2dfbf1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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