305話 サーの思い ページ6
虹美「緑谷くん、鼻血でてるよ」
私は懐からハンカチを取り出して、緑谷くんの鼻血を拭いた
緑谷「あ、ありがとう虹美さん」
通形「サー、笑ってましたね」
サー「………貴様が来ると聞いた時点で採用は決定していた」
緑谷「え………」
サー「貴様が使えぬ人材ではないこともわかった」
緑谷「え…！！」
虹美「マジか…」
サー「だが認めたわけではない。象徴無き今人々は、"微かな光"じゃなく、"眩い光"を求めている。たとえ彼の意に反しようとも、現代誰がその力にふさわしいか、プロの現場で痛感してもらう」
サー・ナイトアイは緑谷くんに判子を渡した
ワン・フォー・オールは持ち主の意志によって譲渡されるーーこれは諦めさせる為の採用。
オールマイトに選んでもらえた僕、それを認めないサー・ナイトアイ。そしてナイトアイが選んだ通形先輩と虹美さん。奇妙な関係に戸惑う間もなくーー
緑谷「よろしくお願いします」
虹美「フフッ」
1-A寮
麗日「インターン先決まったんだ！よかったねデクくん！虹美ちゃん！」
芦戸「凄いじゃん」
飯田「おめでとう緑谷くん、優威くん」
緑谷「ありがとう」
虹美「ありがとう、皆」
私達は談話スペースでインターン先が決まった事を話した
飯田「俺も、うかうかしてられないな」
上鳴「けど、本当凄えよ緑谷、優威」
瀬呂「ああ、なんだってあのサー・ナイトアイの事務所だもんな」
切島「通形先輩からの推薦だって！しかも、優威は指名貰ったんだろ！」
砂藤「よくやったな！」
僕にワン・フォー・オールを諦めさせる為の採用だなんて言えないや…
轟「また差広がれちまったな…早く追いつかねえと」
爆豪「ケッ！」
虹美「そういえば、皆はインターン先どうなった？」
麗日「学校側から、ガンヘッドさんインターンの実績が少ないから駄目やって言われた…」
蛙吹「私も…セルキーさんのところに行きたかったわ…」
切島「フォースカインドさん…インターン募集してねえだもんな…」
ありゃ〜職場体験先ではどうやら駄目みたいだね…
瀬呂「つうかもとから敷居が高いんだよ」
上鳴「インターンの受け入れ実績がある、プロにしか頼めないからな…」
尾白「仕方ないよ、職場体験とは違ってインターンは実戦、もし何かあった場合…「プロ側の責任問題に発展する」」
後ろに振り向くと相澤先生の姿が…
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作者名：N.I | 作成日時：2022年9月24日 18時
