私のヒーロアカデミア少女と運命の刃７章 (ページ4)

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303話　押す気なしページ4

サー「一般企業に見られる一日〜一週間の気軽な「インターンシップ」とは違う。最低でも一ヶ月以上の就労、もちろん有償だ。まだ1年生であれば公欠も増える。クラスの皆とも一律は歩めん」

緑谷「皆と歩みを合わせていては、トップにはなれない…！」ｽｯ

私はリュックから契約書を取り出して、サーの机に差し出した

サーは私の契約書には判子を押してくれたが…

ダアン！

何故か緑谷くんのだけ外した

緑谷「………あの、外しましたよ」

サー「押す気がないからな」ﾀｯﾀｯﾀｯ

緑谷「ええ！？」

ありゃあ…

サー「貴様がここで働くメリットは、承知した。だが私が貴様を雇用するメリットは？サイドキックニ名、インターン生ニ名で滞りないこの事務所に貴様を入れてどんな旨味があるんだ？」ﾀｯﾀｯﾀｯ

虹美「旨味…」

サー「社会に対し、自分はどう貢献できるのか、他者に対し、自分がどう有益であるか。認めてもらう為には、それを示さなければならない。

オールマイトはパワーとユーモアを用いて示した。犯罪を脅える人々に希望を与えた。だから人々は彼を受け入れた。

虹美も同じく、彼女はオールマイトの最後の戦いで多くの人を救い上げた。虹美は希望の光をオールマイトに与え、オールマイトを救った。今では救世主として、人々は虹美を受け入れている」

虹美「救世主…」

緑谷「僕が社会にどう役立てるのか…」

サー「貴様が我が社にどう利益となるか、言葉ではなく行動で示しているといい」

するとサーは

サー「3分、3分以内に私から印鑑を奪ってみよ、私の下でヒーロー活動を行いたいのなら、貴様が自分で判を押せ」

緑谷「えっ…………え！！！？」

虹美「そうでるか…」

サー「ユーモアでは、センスの欠片もない貴様にチャンスをやろうというのだ。どうだ私は優しいだろう」

まぁ…チャンスを与えてるから…優しいのか？

サー「ミリオと虹美とバブルガールは退室を」

緑谷「あっ、はい」

サー「元気がないな」

緑谷「イエッサ！！」

虹美「(緑谷くん、頑張って！)」

私は通形先輩とバブルガールと一緒に、部屋から退室した

パタム…

バブルガール「ミリオくん、あんな実技面接やってたっけ？」

通形「俺はサーからの指名だったので、やってないですよね」