257話 続・救助演習 ページ8
そして無事に男性を救助したのだ
「状態は、どうだい？」
虹美「脈は異常なし、だけど頭を損傷している、それと右腕が折れているので応急処置をします。折れた腕を処置してくれませんか？私は頭の処置しますから」
「わかった」
「(状況の適切な判断力…そして完璧な処置、すばらしいね…)」
このような大規模な被害では、要救助者に対し、救助者は不足していく…よって出来る限り作業を効率化しなければならない…一人で全てこなそうとすると却って時間をロスする…
大事なのは己の個性を出来る範囲でよく理解し、いかに周囲と役割分担できるか…！試験という自己アピールの場で役割に徹するのは勇気の要ること…
よくわかっているからこそ出来ることなんだ
君はよくわかっている、こんな時どうするべきなのか、要救助者対してどう声掛けするのか、それを充分理解している…
君は満点だな…
虹美「よし、処置完了です」
「この人は、俺たちで運んでいく」
虹美「ありがとうございます。頼みますね」
「おい！コッチ手伝ってくれないか？」
虹美「今、行きます！！」
そしてその後…私は10人くらい傷病者を救け、処置をしていった
一方では…
緑谷「もうずく安全なところだからね」
「うう…えぐ…」
救護所に行くとそこにはたくさんの人たちが…
緑谷「もうこんなに…！？」
「君！その坊や見せて！」
緑谷「あ、ハイ！頭怪我してます。出血多いけどそんなに深くはないです。受けこたえはハッキリしてます！」
そして坊やの状態を他校の人に診てもらうと…
「…………うん！右のスペースに運んで！」
「(…ヨシ)」
そして…
？？「怪我人のふるい分けに応急処置…救急隊が来るまでのわずかな時間、その代わりをヒーローがつとめ…そして円滑な橋渡しをできるようにしておく…」
『調子は？』
目良「初動はまァ…至らない者も多いですか…それでもHUCの皆さんが下す減点判断は、想定していたより少ないです。概ね良いんじゃないですかね」
？？「市政の人々を守る為、ヒーローには複合的な動きが求められる。すなわち救護、そして…」
ＢＯＯＯＯＭ！！！
突然、爆発音が響き渡る
虹美「！？なんだ爆発か？」
「何だぁ！！？」
「いきなり爆発した…」
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作者名：N.I | 作成日時：2022年9月11日 14時
