250話 RUSH！ ページ49
上鳴「爆豪は確かにソヤで、下水道みたいな奴だけど、割とマジメにヒーローやろうとしてますよ。とっさに手榴弾くれたのも、打開の為の冷静な判断じゃないスか？それに…切島だって…友だちの為に敵地乗り込むような、バカがつくくらい良い奴なんスよ」
肉倉「(しまった…！一瞬…緩んだ)」
上鳴「そして何より…優威はA組の皆をとても信頼してる。一人一人の事をちゃんとわかってくれてる…俺の事も、爆豪も切島のことも！断片的な情報だけで、知った気んなって…こいつらをディスってんじゃねえよ！あと優威の大切な信頼を侮辱するんじゃねえ！！」BZZZZ
肉倉「立場を自覚しろという話だ馬鹿者が！！！」
ＢＯＯＭ！ＢＯＮＫ！
切島「ダメージ次第で解除されちまうんか、どおりで遠距離攻撃ばっかなワケだ。ありがとな、上鳴」
爆豪「遅んだよ、アホ面！！」
上鳴「ひでえな！！やっぱディスられても仕方ねえわおまえ！！つーか後ろ！！丸くこねられたのは、おまえらだけじゃねえぞ！」
個性が解除されて、肉の塊にされた人たちが起き上がる
爆豪「知ってんよ」
一方では…
麗日「デクくん、瀬呂くん行きます！！」
FLOAT
テープで繋がれた瓦礫が宙を舞い、他校の人達に被っていった
ドゴォン
「テープ！？」
「ガレキにくっつけて…投げたのか！！」
瀬呂「麗日にテープ渡して、仕掛けをつくっといてもらったのさ！」SWIP
緑谷「なるべく多く…とは言ったけど大胆な…一応分散されないよう、かく乱してて良かった」
麗日「私は、皆さんがガレキに当たらない配置になるのと身を隠して見計らっていたのでした！」
目良『現在76名通過しておりますーもうじき定員ですよ』
瀬呂「時間もねえし、すぐ他が襲ってくるだろう…貰うぜ、皆さん」
すると他校の一人が…
「…………君ら1年だろぉ？勘弁してくれよぉ、俺らここで仮免取っとかないといけねーんだよ…」
緑谷くんは一瞬、その言葉に立ち止まったが…
緑谷「僕も、同じです」ﾄｯ
迷わずターゲットにボールを当てた
目良『現在79名！ガンガン進んでいい調子ですよー』
他の皆は…
目良「ふぅ…少年たちの青春がほとばしっていますなァ…しかし今回は、また珍しいパターンが来たものだ…毎回何かとマークがキツイ雄英が、未だ脱落ゼロだとは…さて、そろそろ準備しといてね」
「フフフ…活きの良い若者程、困らせ甲斐がある…！」
そこにはたくさんの老人や子どもの姿が…
目良「二次試験、よろしく頼むよ」
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作者名：N.I | 作成日時：2022年8月29日 21時
