242話 緑谷の思い ページ41
緑谷「しまっ…」
ケミィ「これは技術、相手の視と聴から私の存在を逸らすのよ。その瞬間息を止めて何も考えず、潜み・紛れるの"何も考えず"が難関よ」
緑谷「士傑では、そんなことも修得出来るんですか！？」
ケミィ「コツは訓練を訓練と思わないこと、フフフお互い知りたがりた。次は私ね、あなたは何でヒーローを志してる？名誉？誇り？誰の為？あなたの事がもっと知りたいな」
緑谷「ぬんっ」ﾊﾞｲﾝ
反撃しようとした次の瞬間…
ドパ！
投擲「士傑もいる…嫌だな…」
緑谷「！！やっばい…」
最悪だ誰とも合流出来ず、大勢に狙われる。さっき考えてた最悪を実現してしまった！ああ来るぞ、避けろ避けろとにかく避けろ！！
ガガガガ
緑谷「っ！！！」
？？「大丈夫！！？」
この声は…麗日さん！！
麗日「こっちに！早く！！」
緑谷「(ーーー何だ、何か策が…！？)」
「早くじゃねーーよ！！」
麗日「うわ、もう！邪魔！」
緑谷「…………！？」
緑谷くんはお茶子ちゃんの言い方に違和感を感じた、するとその時…お茶子ちゃんが瓦礫から落ちてしまう
麗日「わっ…」
「落ちる、よっしゃ僕がもらうね！！」
「え！！待てよ」
あの時、僕は戦うことを選択し腕を壊した。壊さなければ…かっちゃんを奪い返せていたかもしれない…奪い返せていれば、オールマイトはオール・フォー・ワンと戦っていなかったかもしれない…
あの時、洸汰くんを虹美さんと保護して相澤先生の下へヴィランよりも速く、駆けられていれば…
脚を中心に使って鍛える、もう少し早く辿り着くべきだった。人を救けるにはまず自分が無事でいなきゃ！体が追いつくまで100%は使わない！そのかわりこのアイアンソールは…
緑谷「ＳＭＡＳＨ！！」
「うおォ！！？」
強い衝撃を与えた瞬間、つま先がバネの動きでとび出る！瞬間二撃！威力と脚の引きを補強してくれるサポートアイテム！
「足場崩しか、ちくしょー逃げ足はえーな雄英！」
「いない、隠れたか！」
「近くにいるはずだ！ていうかさっき思ったが、効率悪くねぇかこれ…」
緑谷くんとお茶子ちゃんは瓦礫の影に隠れていた
麗日「ありがとう、ごめんねヘタこいた」
緑谷「………ん、いや…別にそんな…それより…」
するとお茶子ちゃんはボールを持ち、緑谷くんのターゲットに近づけていく、だがそれは阻まれた
ビシッ
緑谷「ひょっとして、士傑の人ですか？」
麗日「はえ？」
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作者名：N.I | 作成日時：2022年8月29日 21時
