224話 コスチューム改良2 ページ22
私はふと、山積みにしてあるたくさんのアイテムを見つけた
虹美「あの…もしかしてあそこに積んである物って…全部、発目さんが作ったものですか？」
パワーローダー「ああ…そうさあれ全部、発目が入学してから作った、サポートアイテムさ。学校が休みの日もここへ来て、何かしらいじってる。今まで多くのサポート科を見てきたけど、発目はやはり特異だ」
虹美「凄いこんなに…沢山…」
パワーローダー「"常識とは18歳までに身に付けた偏見である"アインシュタインの残した言葉だ。彼女は失敗を恐れず、常に発想し試行している。イノベーションを起こす人間ってのは、既成概念に囚われない」
虹美「なるほど……発目さん」
発目「はい！なんでしょう！」
虹美「実は、発目さんにお願いしたいことがあって…」
発目「なんでも言ってください！虹美さん！」
虹美「このアームカバーを改良したくて、個性の力に耐性が付くように作って貰えませんか？」
発目「もちろんです！私がドッ可愛いベイビーを作り上げて見せましょう！！」
パワーローダー「あと…刀とクナイを固定するサポーターを作って欲しいと言っていたね」
発目「先生！よろしければ私の案で、それも作ってもよろしいですか？私の案良ければ、採用して貰えますね！？」
パワーローダー「まぁ、良ければね…」
発目「虹美さん！他にはなんか希望とかありますか？」
虹美「希望は…足の方に、ちょっとサポートできるようなものを作って貰えばいいかな…」
発目「なるほど！わかりました、その希望を含めて作りますね！」
虹美「あ、はいお願いします！」
すると、パワーローダー先生が私を呼び止めた
パワーローダー「優威さん、ちょっといいかい？」
虹美「あ…はい、なんですか？」
パワーローダー「例の刻まれた痣、隠せるようなサポーター作ろうか？」ﾎﾞｿｯ
虹美「え…もしかして、知っていたんですかパワーローダー先生…」ﾎﾞｿｯ
私は驚いた。パワーローダー先生は刻まれた痣の事を知っていた…先生はそれを気にかけてくれたのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：N.I | 作成日時：2022年8月29日 21時
