216話 梅雨ちゃんの気持ち ページ14
数分前…
麗日「あのね、梅雨ちゃんが皆にお話したいんだって…」
蛙吹「私、思ったことは何でも言っちゃうの、でもなんて言ったらいいかわからない時もあるの、病院で私が言った言葉、憶えてるかしら？」
ー「ルールを破るというのなら、その行為らヴィランのそれと同じなのよ」ー
緑谷「………！…うん」
蛙吹「心を鬼にして、辛い言い方をしたわ」
麗日「梅雨ちゃん…」
蛙吹「それでも皆行ってしまったと、今朝聞いて、とてもショックだったの、止めたつもりになってた不甲斐なさや、色んな嫌な気持ちが溢れて…何て言ったらいいのかわからなくなって、皆と楽しくお喋りできそうになかったのよ」
梅雨ちゃんの目に涙が溢れる
蛙吹「でも、それはとても悲しいの…だからまとまらなくっても、ちゃんとお話をして、また皆と楽しくお喋りできるようにしたいと思ったの」
緑谷「…」
麗日「梅雨ちゃんだけじゃないよ、皆すんごい不安で拭い去りたくって、だから…部屋王とかやったのもきっと、虹美ちゃんの事やデクくんたちの気持ちはわかってたからこそのアレで…だから責めるんじゃなくまたアレ…なんていうか…ムズいけど…とにかく、また皆で笑って…頑張ってこうってヤツさ！！」
切島「梅雨ちゃん…すまねえ！！話してくれてありがとう！！」
百「蛙吹さん！」
轟「蛙吹、すまねえ」
飯田「梅雨ちゃん君！」
緑谷「あす…ゆちゃん！」
蛙吹「ケロッ」
するとそのとき…
ｶﾞﾁｬ
緑谷「…虹美さん」
虹美「大丈夫かい、梅雨ちゃん…」
蛙吹「虹美ちゃん…私、虹美ちゃんが心配で…それで…それで…」ｷﾞｭ
私は梅雨ちゃんを優しく抱きしめる
虹美「大丈夫だよ梅雨ちゃん、言ったろ私はこの程度では死なないって、だけど…今はいっぱい泣け、辛いときは泣いたほうが一番楽になるから、嫌な気持ちも全部忘れるからさ」
蛙吹「虹美ちゃん…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
皆すっごく不安で拭い去りたくって…皆、戻そうと頑張っていたんだ
いつもの、そういつもの…
ヒーローを目指し切磋琢磨するあの日常へ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：N.I | 作成日時：2022年8月29日 21時
