【NARUTO】氷を操る女の子さん (ページ4)

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手紙ページ4

カンクロウ「それで、いつ木の葉に帰るんだ？なんならずっとここに居てもいいんだぜ？」

「今、2、3日滞在したら向かうと文を出しました。泊めていただいてすごく助かります」

カンクロウ「いやなに、木の葉には借りがあるからな。これくらいなんでもねーじゃん？」

「ありがとうございます」

カンクロウ「おう。我愛羅も喜んでるしな」

我愛羅「無駄話はよせ、カンクロウ。仕事はどうした」

カンクロウ「！これからやるところだ
部屋は我愛羅が案内するからそこで寝泊まりしてくれ、じゃあな！」

「お忙しいのにありがとうございました」

我愛羅「おい、行くぞ」

「はい」

私が木の葉を出て2年以上が経った。何度も野宿を繰り返し辿り着いた母の故郷では、あまり歓迎されなかった。
でも、母が見ていたものを見れた気がしてすごく嬉しかった。

村に着くと、移動時の怪我がびっくりするほど良くなった。なんだか呼吸もしやすかった。多分気候が身体に合っていたんだと思う

一泊だけして村を出た。混血を好まないとはっきり言われて、何日も滞在できるほど図太くない。

村の近くで野宿していると村から出てきた人に話しかけられた。白髪じゃないから氷河一族じゃないのかも知れない。

そこからはその人と1年以上一緒に旅をした。会話はあまり無かったが、誰かと食べるご飯は美味しかった。それに、多くの事を教えてくれた

氷河の村を一目見たら帰ってこようと思っていたのにこの人のおかげで長い月日が経ってしまった。

だがつい先日、今まで以上に長い旅に出るからと別れを告げられた。
私も、そろそろ期限も近いから木の葉に戻ることした。
砂隠れの里を通る際に酷い砂嵐で困っているところを任務帰りのカンクロウさんに会い里にお邪魔させてもらったのだ

我愛羅「ここだ。好きに使ってくれ」

「はい、ありがとうございます」

部屋に案内し終えた我愛羅さんはドアノブに手をかけてピタリと動きを止めた

「？」

我愛羅「...中忍試験の時、怪我、しなかったか？」

「？はい」

我愛羅「あの時はすまない。俺が幼稚だった

危害を加えたことを申し訳なく思っている」

「ぜ、全然大丈夫ですよ」

驚いた

思い返せばあの時は私と同じ背丈で、体より大きいんじゃないかと思わせるひょうたんを背負っていた男の子は今や風影という名前まで背負っているのだから、成長していない筈がないんだ。

そうだよね。もう2年も経ったんだもんね。
ナルトくんとサクラさんは元気かな