【安室透】喫茶店の彼女に恋して【名探偵コナン】

19 買い物 貴女side ページ21

今日は日曜日。
昨日、蘭と園子と世良ちゃんに今度安室さんとトロピカルランドに行く話をしたら、
じゃあ服買いに行かなきゃね！と言われ、
今はそれの待ち合わせの最中だ。

新しい服なんて買うつもりなんてなかったのだが、
女子高校生のエネルギーに負けてしまった。
...若いって羨ましい。


｢ごめーん！A！待った？｣

｢ううん！全然！｣

最初に待ち合わせ場所に来たのは蘭。


｢でも驚いたー！Aの好きな人って安室さんだったんだね。｣

｢なっ...！！別に好きとかそういう訳じゃないよ！｣

｢えー？でも園子がそんなこと言ってたよー？｣


園子め...
蘭はいたずらっぽい笑顔を見せた。


｢そりゃ...素敵な人だとは思うけど...｣

｢ふーん...｣

｢どちらかって言うと安室さんがAにベタ惚れって感じよねー｣

｢確かに...って園子！遅かったじゃない！｣

｢園子...そんなことないと思うけど...｣


到着した早々とんでもないことを言い出した。

万が一、安室さんが私に好意を持っていたとしたら
捜査にとても役にたつと思う。
けど、組織の一員である彼が、そんな気持ちを抱くなんてありえない...
少しでも気に入ってもらえていたならいいのだけれど。



｢A...？A？どしたの怖い顔しちゃって！
世良ちゃんももう来たよ！｣

園子が私の顔をのぞき込んでいた。

｢ごめんなA...！待たせてたみたいで...｣

｢ううん！さ、服買いにいこ！｣


この子達から少しでも安室さんの情報が入れば...ということも頭に入れつつ、今は買い物を楽しもう。

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