いつまでもふたりで (ページ2)

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入学許可書ページ2

お母様の作るホットケーキの匂いで目が覚めた。
変な鼻歌が聞こえてきて思わず笑ってしまう。
すると、階段を駆け上がる音が聞こえてきた。

『そんなに急いで登ってきてどうしたの？ルイ』

いつもクールな兄のルイがドタバタと階段を駆け上がってきたのでびっくりした。兄は片手に手紙のようなものを持っていた。

ルイ「Aの入学許可書が届いたんだ」

ほら、と兄から渡されたのはホグワーツの入学許可書だった。私もお母様、お父様のような魔法使いになれると思うと嬉しくてたまらなかった。いつもだらだら起き上がるベットは今日はすんなり起き上がることができた。

『私もホグワーツ生になれる！！』

母「こらこら、そんなに走り回らないの」

ルイ「Aは小さい頃から
ホグワーツに行きたいって言ってたからね」

『私ね、お母様とお父様みたいな魔女になるの！』

母「ふふっ。それは楽しみね」

お母様はそう言って私の頭を撫でてくれた。
私の家系はマルフォイ家と並ぶぐらい有名だ。
お母様とお父様の名に恥がないよう、しっかりした魔女になりたい。それが小さい頃からの目標だ。
すると、お父様がにこにこしながら私の名前を呼んだ。

父「A！ドラコくんも入学許可書が届いたらしいぞ」

『ドラコと同じ学校に通えるのね！』

父「明日、ドラコくんたちと出かけよう」

『どこに？』

父「ダイアゴン横丁に決まってるさ！」

ルイ「教科書に杖にローブに揃えなきゃ
いけないものは山ほどあるからね」

母「なら久しぶりに
ナルシッサとカフェにでも行こうかしら」

ダイアゴン横丁に新しくカフェが出来たらしい。
お母様もにこにこしながら明日のことを考えていた。

ホグワーツでの7年間はどんな毎日だろう、
どんな毎日だろうとドラコが居ればきっと楽しいはず。
わくわくした気持ちは朝から夜までずっと消えなかった。