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その日の放課後、
Aは用事があるとかなんかで先に帰った
自分も帰ろうと昇降口へと向かっていた。
「あ、ジスくん。」
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「...ジュン。」
できれば会いたくなかった。
「ジスくんも今帰りなんだね。」
「そうだよ、ジュンも？」
「うん。A用事あるらしくて先帰っちゃって。」
一緒に帰りたかったな〜、なんて呟いちゃって。
ジュンとは関わりがあまりないから、こうやって話すことはめずらしい。
いっそのこと、この機会に確認してしまおうか。
「ねえ、ジュン」
「なに？」
「...、
Aのこと、どう思ってる？」
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「好きだよ。
...1人の女の子として。」
あ、これ内緒ね？
なんて言ってふふふって笑う
「いつかAに直接言うつもりだけど。
僕、初めてなんだよね
こんなに人のこと好きだと思ったのって。」
「...」
「僕の話、聞いてくれる？」
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作者名：こはる | 作成日時：2018年1月20日 19時
