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ジュンはモテる。
よく女の子に言い寄られてるのを見る。
でもその度にごめんね、って断っている。
女の子との関わりなんてA以外全くと言っていいほどない。
そんなジュンに、好きな人なんて
よっぽど憧れていて、遠くから見つめていることしかできない人とかがいない限り
1人しかいないじゃないか。
ジュンはAと関わりはじめてから
Aを目で追うことが多くなった。
ジュンも、幸せそうな顔をしていた。
...両思い、確定じゃん
だけど、当の本人は
「ジュン、好きな人いたんだ
気がつかなかったよ。」
なんて言って落ち込んでいる。
だめだ、見てられない
「A、でも、っ」
“ ジュンはAのこと好きだと思うよ ”
って言おうとしたけど
それって好きな人に恋人ができるのを応援しているということ。
「なに？」
俺、Aの恋を応援するって決めたはずなのに。
「ううん、なんでもないよ」
俺にはAの背中を押す勇気はなかった。
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作者名：こはる | 作成日時：2018年1月20日 19時
