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「おはよう！ねえ聞いて！ジュンくんと話せたよ！！」
登校はいつもバラバラ。
今日はAが先に学校についたみたいだねど、
そんな報告なんていらないよ。
「はぁ、嬉しかったなぁ」
ずっと見てきたAの表情。
でもそんな嬉しそうな君の顔
見たことなんてない。
俺に見せたことなんてない。
だけどこんな想い気づかれないように
「そうなんだ、何話したの？」
「あのね、」
ってモヤモヤをかかえながら
作り笑顔を浮かべながら
好きな人の好きな人について好きな人から聞かされる。
「それで、ジュンって呼んでいいよっていわれてね、」
ああ、本当に好きなんだなって
思い知らされちゃうよね。
「明日はなに話そうかなぁ、」
ダメ、これ以上聞きたくない。
俺じゃなくてあいつの話なんて
俺って、
「Aにはどう見えてるの？」
「え？」
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しまった、
思ってたことが、口に出た。
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作者名：こはる | 作成日時：2018年1月20日 19時
