Forbidden love / Daiki.A

45. ページ45

.






あれから慧くんとは1週間くらいのペースで会ったり時には2週間会えないときもあったり。
大学も違うしお互いバイトやらなんやらで忙しくてあまり会えない。約束の１ヶ月はあっという間に過ぎて私たちは本当に付き合うことにして2ヶ月経った

大貴から旅立って3ヶ月。
初めは慧くんと大貴を比べちゃうことも多かったけど傷の治りって意外と早くて、慧くんといるのが楽しくて大貴との思い出を思い出すことはなかった





伊「やっほ〜！Aの大学の雰囲気いいね」




今日は慧くんとデートの約束
午前に講義が入ってる私を迎えに来てくれるとかなんとか。建物を出ると中庭にあるベンチで野良猫を抱っこしてる慧くんがいた。
いつの間にか私の呼び方もAと呼び捨てになってて未だに慣れない(笑)




光「え、これお前の彼氏？」



私の後ろについてた光くんが慧くんを指さして私に問いかける。初対面の人にお前って...(笑)




「ちょっと光くん！」


伊「おお〜八乙女さんじゃありませんか、」


「え？知り合い？」


伊「俺のバイト先の変なやつ」


光「なんだ伊野尾がAの彼氏かよ、」




まさかのまさかで慧くんと光くんはバイト先が一緒だとか。世間って意外と狭い(笑)




伊「はあ？光もしかしてAのこと呼び捨てで呼んでんの！？」


光「なんかわりぃかよ、」


伊「え〜、だって俺のAだもーん、」




慧くんがそんなことを言うから顔が赤くなる




咲「え？この変なキノコが彼氏？」


「ちょっと咲良まで(笑)」


山「へえ、なかなかのイケメンじゃん。まあ俺よりかはだけど」




まったくこの人達は...と呆れてると慧くんは楽しそうに大声で笑う




伊「Aの友達面白い人ばっかだね〜おれも友達になりたーい！」


咲「私は遠慮しとく、」


山「おれはどっちでも、」


伊「え、なんか2人ともつめたーい！」


「...じゃあね！みんな、慧くん行こ？」


伊「おっと、もうこんな時間。行こっか」





今日はプラネタリウムに行く予定だから時間を押すことはできない。名残惜しいけどみんなとお別れをする

46.→←44.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す