Forbidden love / Daiki.A

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伊野尾くんにLINEを交換しようと言われポケットからスマホを取り出す

涼介や光くん、その他にもいくつか連絡が入ってる中で1つが目に入った







大貴Aも合コン?

大貴男漁りは楽しいですか〜?

大貴俺差し置いて彼氏とかつくっちゃう感じ?

大貴あ、言っとくけど俺はただの数合わせだから!




大貴からのLINEだった

まず男漁りなんかしてないし、彼氏もつくる気なんてサラサラない、俺”は”ってとこもむかつくし。

もう、なんなの...






ブッー



大貴モテモテじゃん。



今ちょうど入ってきたLINE、
モテモテなのは大貴の方だよと思いながら伊野尾くんと交換をする





伊「AちゃんのLINEげっとー！みんなに自慢しよ！」


「そんな自慢するようなもんじゃないよ(笑)」





またおかしなことを言い出した伊野尾くん

でも頭の中にあるのは大貴の言葉ばかり

既読無視をしてやった、これでも必死な抵抗だ





大貴おい既読無視すんなよ





また新しく入ってきた大貴からのLINE

ちょっと嬉しいって思っちゃう自分がいたり...






「咲良、盛り上がってるとこ悪いけどもう帰るね」





咲良にこっそり言う

伊野尾くんのおかげで十分楽しめた、もう帰ってもいいだろうと思いタイミングを見計らって帰ることにした





咲「うん、付き合わせちゃってごめんね、また明日！」


伊「え！Aちゃん帰るの！？」


「...うん(笑)」


伊「送ってく！待ってて！」


「え、いやほんと大丈夫だから！」


伊「ダメダメ、こんな遅い時間にこんなかわいい子1人で帰すわけないでしょ！」


咲「ふ〜ん、なんかいい感じじゃん」


伊「でしょでしょ」


「違うから！じゃあね！」






後ろをついてくる伊野尾くん

大丈夫だってー(笑)




「もう、ほんとに大丈夫だから、」


伊「え〜、でも心配...」


「じゃあ、ここでタクシー乗っちゃうね！」


伊「あ、それがいいよ、はい。」





そう言って軽々五千円札を差し出してくる





「いやいやいや！ダメだって！」


伊「え〜、じゃあ今度デートしてよ、」


「...まぁ」





五千円払わせるよりマシだと思う





伊「まじ！？よっしゃあ！じゃあ空いてる日LINEする、ばいばい」


「うん、ばいばい！」





タクシーの中で小さく手を振る

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