47. Yamada side ページ1
.
知「...大貴くさい、吸うなら外行って」
バイトのスタッフルーム、いわゆる休憩室に入るなり漂うタバコの匂い。大学は違えと休日カフェ巡りをしたりと仲良しな知念が大ちゃんに告げる。
『...あぁ、ごめん、』
そう言ってタバコを吸い殻に押し付けて窓を開ける大ちゃん。
Aちゃんが大ちゃんの前から姿を消してからもうすぐ1ヶ月が経つ。
女遊びもしなかった大ちゃんがこんなになってるのは紛れもなくAちゃんが原因で...
知「大貴いつまでそんな生活続けんの?」
『.....』
色々事情を知ってる知念が腫れを切らして大ちゃんに問いかける。どうやら最近大学もあんま行ってないらしい。
山「なあ、そろそろ生活戻せよ」
俺もずっと思ってたこと。
やっぱり1ヶ月前までのAちゃんの名前を口に出して幸せそうに話す大ちゃんが俺は好きで、Aちゃんの気持ちもあるからあんまり口出ししてこなかったけど俺を限界かな(笑)
『.....』
俺が問いかけても表情ひとつ変えることなく俯いて黙ってる大ちゃん
しばらく続いた沈黙、知念がため息をこぼすとソファの端に座ってた大ちゃんは立ち上がりこの部屋を出ていこうとする
山「おい、なんか言えよ」
『.....』
出ていこうとする大ちゃんの右手首を掴んでもまだまだ俯いてる顔。その表情はどこか悲しげで思い詰めてるように見えた
山「.....」
『...わかんねえんだよ、Aも山田も光くんだって、誰も教えてくんねえんだよ...」
大ちゃんの言葉に思わず唾を飲んだ。
「...あんなに一緒にいたのにさ、Aがなに考えてんのか、なんもわかんねぇんだって、」
大ちゃんが苦しそうな顔で俯きながら言う
どんどん小さくなる声はいつも元気な大ちゃんからは想像できなかった、
山「.....」
『...わりぃ、』
──ガチャ
知「大貴、あんなこと考えてたんだ」
大ちゃんが部屋を出ていって知念が口を開く
山「...」
大ちゃんの言葉に頭が追いついてない自分がいた
知「...りょうすけ、?」
山「なんだよあいつら、両想いのくせになんで...」
でもそれ以上に両想いのくせにすれ違ってく2人を許せない自分がいた
359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
けいとる - 完結しましたね!お疲れ様でした!読んでてとてもキュンキュンしました!新作楽しみにしてます! (2019年11月26日 16時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
あーだ(プロフ) - あかねさん» 初めまして!コメントありがとうございます!最高だなんて...ほんとにありがたいです(//∇//)これからも応援よろしくお願いします!! (2019年11月23日 3時) (レス) id: dd6cbdd76b (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - あーださん» もうすぐで完結してしまう。少し残念ですが、新作も楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年11月20日 16時) (レス) id: 28ae4d748b (このIDを非表示/違反報告)
あかね - あーださん» 初めまして。大ちゃんとの恋…最高過ぎます!後、いのちゃん…優しすぎる!完結まで頑張って下さい!応援してます! (2019年11月20日 7時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
あーだ(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえると本当に嬉しいです!あと少しで完結ですのでお楽しみを〜(o´艸`) (2019年11月19日 20時) (レス) id: dd6cbdd76b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あーだ | 作成日時:2019年11月7日 16時