不意をつかれる ページ5
『禰豆子ちゃん、一緒に帰ろ』
禰「うん!」
私は禰豆子ちゃんとも仲が良い。
これは禰豆子ちゃん本人には言ってないんだけど、実は初め竈門先輩目的で近づいた。
だけどね!めっちゃめちゃ良い子すぎて禰豆子ちゃん自身を大好きになっていた。
この話はあんまりにも禰豆子ちゃんに失礼だからしてない。これからもする予定はない!
『今日はカナエ姉さんたちのところに行く予定だからパン買って行くね』
禰「あ、そうなの?Aちゃんがお兄ちゃん以外の目的でパン買ってくれるなんて!」
『え、私ストーカーだと思われてる…?普通の恋する乙女ですよ!!』
禰「冗談冗談!ごめんね、うふふふ」
禰豆子ちゃんにも私の恋を話している。応援してくれていて何かとお世話になっている。
ていうか竈門家顔面偏差値高すぎて隣にいるのが辛い。←無自覚美人
善「あ!禰豆子ちゃぁぁぁん!!!!」
後ろから(汚い)高音が聞こえてきて2人一緒に振り返る。振り返らずとも誰だか分かるけど。よく禰豆子ちゃんに声をかけている人。
禰「善逸さん、こんにちは」
善「こんにちわぁぁ!美人さんが2人も揃ってて周りの空気を吸うのがもったいない!!!!」
そんなことを言いながらハフハフしている我妻先輩を若干引きながら見る私と楽しそうに笑ってる禰豆子ちゃん。性格の違いが見える……。
禰「ごめんなさい、善逸さん。今日はお店手伝う日だからあまりお話できなくて…」
善「全然良いよぉぉ!またゆっくりお話ししようねぇぇぇぇ!!!」
禰「Aちゃんは急いでる?」
『少し。でも大丈夫だよ!私は気にせずに帰って』
禰「一緒に帰る、って言ったのに本当にごめんね。じゃあまた後で!」
『ばいばーい』
禰豆子ちゃん、急いでたのに私と帰ってくれていたなんて……女神!!!
竈門先輩は王子さまに見えて禰豆子ちゃんは女神に見える私はおかしい?
…いやいや、そう見えないあなたのほうがおかしいですって。
あの禰豆子ちゃんの健気さをどっかの双子の弟の方に分けてあげて!そしたらもうちょっと相手を考えた言葉を話せると思う!!
善「…Aちゃんってさ」
『はい?』
善「もしかして炭治郎のこと…好き?」
『うえっ…⁈』
いきなり特定の人しか知らない秘密がバレてしまって焦る。いやバレる要素どこにあった⁈
ここで嘘つく?しらばっくれる?
でも我妻先輩にはバレそうだな。何となく。
『……好きです!大好きです!』
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作者名:いちか | 作成日時:2020年8月5日 18時