ドキドキ ページ19
『…いいんです、もう』
炭「でもっAちゃんはっすごく辛い思いをしたのに」
『…………引きましたか?私が汚い子だって、嫌いになりまし__________⁈』
急に鼻が硬い何かにぶつかったと思ったら温もりが全身に伝わってきた。
炭「そんなことない。Aちゃんが汚いなんてありえない。汚いのは助けられなかった俺だ…」
ギュッと強く竈門先輩に抱きしめられている。
うっそぉぉぉぉでしょぉぉ⁈⁈私を殺す気なんですかね竈門先輩は!!!!
いやとんでもなく良いことを言ってくれてるのかもしれませんけど!今の私には全く入ってきません!!両耳からそれぞれ入って両耳から抜けていきます!!
『竈門先輩…あのっ』
炭「すまない。嫌かもしれないけどもう少しこのまま。またAちゃんが無理して抱え込みそうだから」
そう言ってさっきよりも少し強く抱きしめられる。
後頭部にまわってる右手と背中から肩にかけてまわってる左手から熱が伝わってくる。
私の心臓の音、聞こえてないよね?
私今日汗かいてないよね?臭くないよね?
ていうか!!全然嫌じゃないです。
できることなら私もあと1時間、いえ5時間はこのままでいたいですね。←
炭「…良ければ連絡先、交換しないか?」
離れちゃった、と思ったらまたここでもキュンキュン超えてギュンギュンしちゃうようなセリフを言ってくる竈門先輩。
『わっ私なんかで良ければ!いくらでも!!』
私変なこと口走ってない??
炭「ははは!Aちゃん
とんでもねぇ竈門先輩だ。
ほら!どっかの双子の弟くん、聞いた?
“がいいんだ”だって!!
“でもいい”とは違うよ!!←
私たちは連絡先を交換して、結局竈門先輩のハグの真意は掴めないままお別れした。
禰「で!!!どうだったの⁈」
キャッキャッしてる禰豆子ちゃんと興味津々なカナヲちゃん。
これ言ったら炎上しない……??
まあまあそこだけ切り取っちゃお✂
『…無事、連絡先を交換できました!』
禰/カ「「……」」
え、何。反応うっす。
カ「私でも交換してる」
禰「私もー」
禰豆子ちゃんは当たり前としてカナヲちゃんもっ?
まあ仲良さそうだしね。
カ「逆にまだ交換…してなかったんだ」
禰「ねー」
『めっちゃ傷ついたんだけど…あ!でもでも竈門先輩の方から交換しようって言ってくれたの』
めっちゃ嬉しかったー!
禰「ほほぅ…」
カ「…ふーん」
また意味ありげに笑う2人。
本当にこの笑みはなんなの⁈
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作者名:いちか | 作成日時:2020年8月5日 18時