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出会い ページ2

私には好きな人がいる。


それは竈門炭治郎先輩!!

誰にでも優しくてかっこよくて憧れであり好きな人。



なぜ好きになったかというと___________



〈入学したての頃〉
有「お前今日いつもよりアホ面だぞ」
『ひどっ…!ちょっと体調悪くてねぇ…あはは』

有一郎とは同じクラスで仲が良く家が近いこともあって昔はよく一緒に遊んでいた。今はたまに話すくらいだけど。

有「誰かの迷惑になる前に保健室行け」
『えーやだ。だってこの後家庭科だよ?今日は何か作って食べるんだよ?』
有「体調悪いくせに食い意地だけは張るんだな」
『ひどっ…!』

その日は女の子の日で普段は痛みなんてないのにその日に限ってとてもお腹が痛かった。
でも家庭科で作ったものを食べたいのは本心。

『とにかく…私は何が何でも行くから』
有「…勝手にしろ」

私は無事家庭科を終えることができたけどその後が大変だった。
家庭科室でとんでもないくらいの激痛に襲われたのだ。もちろん薬なんて持ってるはずもなく授業が終わっても立たずにいた。

有「おい、何やってんだ」
『ちょおっとね、お腹痛いの…』

有「ちょっとどころの話じゃないだろ。だから保健室行け、つったのに」
『あはは……有一郎は先戻りなよ…。次理科だよ。理科係じゃないの?今日は…実験』

有「でも…お前」
『大丈夫大丈夫…!少ししたら治る気がしてきた!カナ…胡蝶先生困るからほら、早く行って』

有「…すぐ来るんだな…?」
『うん、大丈夫』

実はこうやって喋っている間もめっちゃ痛かったけど我慢して我慢して有一郎に迷惑がかからないように笑った。


『本気で動けない…』

有一郎が行ってしまったから運悪くいつの間にか先生もいなくなっていて誰も頼れる人がいなかった。

根性で歩こうと立ってみたら

_____フラッ

目の前がぐるっと回った。

貧血と激痛の総攻撃でもういっそ死なせてくれ、と思ったとき王子は現れた。



炭「大丈夫かっ⁈」

もう頭で考える力も失ってたから私にかけられている言葉だとは思わずに楽になろうと目を瞑った。

炭「しっかりするんだ!今保健室に連れて行くから!」

ふわっと体が宙に浮いた感覚がしでその後私の意識は途切れた。




目を覚ますと見慣れない白い天井があった。

炭「…あ、目覚めたか?」

私が起き上がろうとすると

炭「ダメだ!寝ていないと!」

と言って止められた。
お腹が温かいな、と思って見てみると湯たんぽが乗せられていた。

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作者名:いちか | 作成日時:2020年8月5日 18時

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