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三十七 ページ7

「君の横に一人の女性の死体が確認された、身元を知っているか?」

「.....知らないです」







「ならば、ほかの5人は?」

「....わからないです.....すみません」








「いや、謝ることはない」








「いいか?君は今呪われている」

「私が....?誰に」









「自分自身にかかった呪いをとくことができるのは自分自身だ、私達はその場所と環境を提供してやることしかできない」









「行くあてがないのだろう?」








こくりと頷く








「だったら高専に来い」







「ここは呪いを祓う方法を学ぶ場所、きっと君が自分自身を呪った理由もわかるだろう」






差し出された手





私はなぜ自分を呪ったの



隣にいた女の人は誰



私の苗字は、なに??









分からないことだらけのなかで、縋ることができるのは








目の前の男性が差し出した手だけだった

三十八→←三十六



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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年12月27日 17時

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