三十 ページ33
「.....五条？」
いつの間にか寝ていたようで、伏して寝ていたからか体の節々が痛い
「本当に待っててくれたの」
「五条が言ったんじゃん、待ってろって」
ちょっと照れたように言う五条
「で？なんでそんなに今日来たかったの」
もうすぐ今日が終わりそうだけどといって時計をちらと見ると時刻は二十三時四十五分
「パーティーしてた」
「はぁ？」
こいつ私に待ってろって言ってて楽しくパーティーですか
傑と硝子か、いいな友達がいて
「....誕生日」
「え？」
「誕生日パーティーだよ」
「へぇ、傑？硝子？」
私がそう聞くと五条はフイッとそっぽを向いてボソッっと言った
「俺」
いや、
「え、なんで来たの」
そんなに大切な日になんでここに来たの
私がそういうと五条は心底意味がわからないと言った顔をした
「逆になんでダメなんだよ」
「いや、誕生日でしょ？パーティーだけで良かったじゃん」
そういうと五条は、はぁ...と大袈裟にため息を着いたあと、机をぐるりとみた
なんだよ、プレゼントなんてないぞ
すると彼はなにかを見つけたようで
「それ、なに？」と聞いてきた
そういって指をさした先には、あの日出かけた時に買ったあのネックレスの箱
「え.....っとぉ、貰い物？」
「なんで疑問形なんだよ」
そういって彼はひょいっとその箱をとってパカッと開けた
「ちょっとッ！！」
私が止めようとするも彼は気にせず箱の中のものをみた
途端に、五条は驚いたように目を見開いたあと、嬉しそうに笑った
「これ、貰っていいよね」
そういって意味ありげに私を見たあと、いたずらっ子のようにニッと笑いながら言う
その笑顔が本当無邪気で、毒気をぬかれたのか
本当は貰って欲しかったのか....
「いいよ、別に.....」
私がそういうと五条はこっちまで恥ずかしいくらいの笑顔で笑う
「俺今日が誕生日でよかったわ」
五条がそう言う
「....恥ずかしいやつ...」
そうぽつりと呟いた私の声は、多分彼には聞こえななっただろう
本当は、嬉しそうにネックレスの箱を持っている五条をみてちょっとだけ喜んでる自分が1番
恥ずかしいやつなのかもしれない
ーーーーーーー
爆誕おめでとう、五条悟
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麗(プロフ) - こちらこそすみません……… (2021年1月23日 12時) (
レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» すみません...どうにもできなくて...(( (2021年1月6日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - あらら?? 私の方がバグってるだけですかね……… (2021年1月6日 11時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» あれ？私の方では「ここに」になってるんですけど....(( (2021年1月4日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - それで、なんで~ のところなので多分主様々の言ってるところであってるかなと思います (2021年1月4日 12時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年11月21日 12時
