二十九 ページ32
「明日は絶対に行くから、絶対に絶対にずぇ〜ったいにいろよ」
そううざいほど言われ、迎えた今日
「来ないじゃん」
現在時刻午後九時
彼がいつも来るのは大体午後の一時くらい
こんなに遅れるのは珍しい、逆に試されているのか？
さゆりさんにはもう部屋に戻ってもらったので離れにいるもは私一人だけだ
いつもの時間に来るだろうと思い、昼のうちに入れて置いたコーヒーはもうとっくに冷めきってしまった
でもあんなに念を押されたということはよほど大切な用事なのだろう
何かあったのだろうか....
任務でなにかあったとか？
いや、あの術式がある限りないだろ、そもそもあの五条だぞ？
「ていうかなんで私があんなやつの心配してるんだよ...」
いつまで待っても来る気配が一切ない
なんだか待ち続けているのが馬鹿らしくなってきて机に伏してゆっくり目を閉じた
◇
最悪だ
傑と硝子のやつ、あいつらこんな時間までパーティーしやがって
確かに今日はこのGLG五条の爆誕記念日だが
Aがこんな時間まで起きてるわけねぇだろ！！(現在時刻23時)
そもそもダラダラしてたら俺の誕生日終わっちまうじゃねぇか！！
くそっ、あいつら俺が今日Aの家に行くって聞いた瞬間にニヤニヤしやがって
だったらさっさとパーティー終わらせろっつーの
チッと荒々しく舌打ちをしながら離れに向かう
ドンドンッと離れの扉を叩くが反応がない
これ絶対に寝てるやつ....
くそっとイラつきながら扉を引くと、鍵が空いていた
「....空いてんじゃん」
無防備すぎだろ、鍵くらい閉めろよ
扉を開けて中を除くと、机にうずくまっている人影が見える
「マジで寝てんじゃん」
ベッドで寝てないってことはまだ待ってくれてたってことなんだろうが....
「ん？」
コーヒー？
机の上には空のカップといっぱいのコーヒー
「まじか...」
本当に待っててくれたのかよ、コーヒーまで注いで？
スースーッと規則正しい寝息を立てながら無防備に寝ている目の前のこいつが無性に愛おしく感じる
「そりゃずりぃだろ...」
俺の事嫌いなんじゃねぇのかよ
サラリと頬を撫でてやるとピクっと反応して、Aは目を覚ました
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麗(プロフ) - こちらこそすみません……… (2021年1月23日 12時) (
レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» すみません...どうにもできなくて...(( (2021年1月6日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - あらら?? 私の方がバグってるだけですかね……… (2021年1月6日 11時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» あれ？私の方では「ここに」になってるんですけど....(( (2021年1月4日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - それで、なんで~ のところなので多分主様々の言ってるところであってるかなと思います (2021年1月4日 12時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年11月21日 12時
