十九 ページ22
「最短ルートってどうやって」
「ん〜？トぶの、前言ったでしょ」
そう言って再度握りなおされる手
意外と大きい
自分の手も別にそこまで小さくはないが、2回りくらい大きくてゴツゴツした手に包まれたら小さくも感じてしまう
すると突然フォンッと大きな風を感じ、思わずギュッと目をつぶる
「はい、ついた〜」
「どこ、ここ」
ぱっと離された手に若干の寂しさを感じ....
ん？
いやいや、なに物寂しさ感じてるのさ私
「よし、駅の裏道、ピンポイント」
「この能力あるんだったらもうそのまま渋谷までとべばいいじゃん」
「色々制限あるんだよ」
「ふーん」
スマホでマップをつつきながら五条は言う
ほら行くぞ、といって歩き出した五条の隣を歩く
「残念だったな、さっきの術式お前の六眼ならわかっただろ？目つぶっちまって」
「別に、人の術式盗むために六眼持ってるわけじゃないし」
「もっと賢く使おうぜ」
「クズみを感じたその発言に」
ひっでぇと笑いながら改札を通る
「それに、私の六眼は術式使ってる最中にその人の目を見なきゃ情報わかんないよ」
私が五条にそういうと彼は少し驚いたように言う
「それ、俺に言っちゃっていいの？」
「なんでダメなの？」
「いや、奥の手だろ？？」
「五条と戦うわけじゃないでしょ？？」
そういうと彼はなんだか満更でもなさそうな顔して「んだよそれ」といってそっぽをむいた
「俺がお前を利用してるとか考えねぇの？」
「利用？」
ギュウギュウになった電車の中に無理やり詰め込まれる
「そー、2人目の六眼の存在に気づいた俺がお前を始末する〜とか」
「意味が無いでしょそんなことして...呪詛師じゃないんだから」
「わかんねぇじゃん」
「そんなに疑って欲しいの？？」
ガタンッ足元が揺れ、電車が走り出したのがわかる
「警戒心無さすぎだろお前」
「失礼な....ていうか、なんで逆を考えないの」
五条を見上げてこういう
「逆に私が五条達を利用してる可能性だって0ではないんだよ？？」
私だって自分の家を潰すために様々な情報や人間関係を築いていた
彼だってその1人に入らないと入っていない
そうやって私が五条の目をじっと見つめると、彼は急に吹き出した
電車の中だからちょっと小声気味だけど
「あ"〜、おもしれ....お前まじで、利用してるやつはビフテキとかねだらねぇっつーの」
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麗(プロフ) - こちらこそすみません……… (2021年1月23日 12時) (
レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» すみません...どうにもできなくて...(( (2021年1月6日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - あらら?? 私の方がバグってるだけですかね……… (2021年1月6日 11時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 麗さん» あれ？私の方では「ここに」になってるんですけど....(( (2021年1月4日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - それで、なんで~ のところなので多分主様々の言ってるところであってるかなと思います (2021年1月4日 12時) (レス) id: ac3a1d0896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年11月21日 12時
