luv u (ページ4)

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次の日慎太郎くんは本当に店長さんに相談してくれたみたいで、慎太郎くん通して店長さんから「とりあえず面接来て」と言われたらしい。バイト探してる子がいる、と相談したとき、新しい子が欲しかった店長さんもすごく喜んでいたみたいだから安心した。私もお店側もなるべくはやい方がよかったから、明日面接に行くことになった。

「あ！Aちゃん！こっち！」

お店の最寄り駅で慎太郎くんと集合する約束をしていた。改札からでたら、慎太郎くんがすぐに気づいて手を振ってくれた。

『慎太郎くん！急だったのにほんとにありがとう！』

「 Aちゃんこそ突然面接とかなったけど大丈夫だった？」

『私は全然！… 初めてだから少し緊張するけど』

「優しい人だから平気平気〜！」

5分ほど歩いたところにあったお洒落なカフェ。15時過ぎのこの時間は、勉強している人がぼちぼちいる感じだった。

「店長！こんにちは！この子です！」

『初めまして。松村Aです … よろしくお願いします！』

「初めまして！綺麗な子ねぇ」

『えっ、そんな、綺麗だなんて … 』

「男いるんでね！そりゃ綺麗になりますよね！ハハッ！」

『え慎太郎くん何余計なこと言ってんの！やめて』

店長さん、とても優しそうで柔らかい雰囲気の方だった。恐らく30代。ていうか早速慎太郎くんに余計なこと言われた。男いるって、こっちは面接に来てて超真面目なのに！！

「森本くんははやく着替えてきて。松村さん、早速面接始めてもいい？」

『あ、はい！よろしくお願いします！』

「じゃあAちゃんがんばれ！」

店長さんは、「ウチ、面接用の部屋とか置いてないから、いつも奥の席でやってるの。ちょうど人少ない時間帯でよかった。」と言い、案内してくれた。
バイトの面接初めてだから、めちゃくちゃ緊張する。けど、一緒に来た慎太郎くんや、思っていたより優しそうな店長さんのおかげで、家出る前よりは緊張が解けたかな。

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